夏の暑さに身も心もやられてしまいそうな里山です。(あっちいよ~……)
先日、掃除して綺麗にした水槽に紅白メダカを移動させました。
今まで少し口の小さな容器で飼育していたせいか、新しい水槽に入ってからと言うもの伸び伸びと泳いでいます。移して良かったなと思います。
あまりにも気持ち良さそうに泳ぐので、嬉しくなってしばらくの間紅白たちを眺めていました。
で、気付きました。
「おいおい君、一体何を付けてるんだい?」
思わず笑ってしまいました。夏と言えば、あれですよアレ!!
メダカの卵
夏の間、メダカは本当によく卵を産みます。
1匹のメスが毎日のように卵を産むのは珍しいことではなく、メダカの常です。ひときわぷっくりとした体型のメスメダカもそうで、毎日のように卵を産んでいます。
予定数の採卵&孵化は済んでいるので、今は何もせず放置状態。
1週間もすればかなりの数の卵が産み付けられる(もしくは底に落ちる)ことでしょう。放置水槽からチビが大発生するのも納得ですよね。
どうもこの状況を見てしまうと、業者さんからメダカの卵を買う気になれません。卵を買うくらいなら製造元(成魚)を買った方が、安いと感じてしまうのです。
食われる卵
メダカの卵は産み落とされた瞬間から、メダカのエサに早変わりします。それを産んだメスはもちろん交尾したオスも、お腹が空いていれば卵をパクッです。
抱卵しているメスがいる水槽は、よく見ると卵を食べているメダカの姿も見られます。
この姿も一様ではなく、産み付けられた卵を突いていたり、口にくわえていたり、付着糸ごとくっ付けていたりと様々です。
可哀想だ云々の感情は抜きにして、観察してみるとなかなか面白いです。
食べ方に性格が出る?
メダカの個性(個々の特徴や性格)は、ただ眺めているだけではなかなかわかりません。そもそも性格があるのかも謎。
ですが、食べ方を始め行動を具に観察していると、少しずつ違いがあるような気がします。
卵にしても、口の端に付着糸ごとぶら下げているメダカと、一個だけ口にくわえているメダカとでは、見た目の印象が違うと思いませんか?
そういうのが、まま性格の表れなんじゃないかな。
おわりに
繁殖期が始まったばかりの頃は、「わぁ!食べられないようにしないと!!」と丁寧に扱っていた卵。メスが産み付けたら即回収、何なら抱卵したメスを捕まえて、卵を麺棒で採っていました。
――今は違うの?
お腹空いた時はソレで凌いでねって思ってます。
採卵したところで育てられませんし、結局は破棄することになります。ならば、命を繋ぐ糧としてメダカの腹に入り、来年の再会までメダカの血肉として活躍してくれと思うのです。
ヒトってつくづく自分勝手ですよねー。