メダカの卵の付着糸は取った方が良いですか?―どちらでも構いませんが、どうせならちょっと観察してみませんか?

飽きずにメダカを愛でる里山です。

星河の産卵が再開しました。体調が気になっていたところなので、ホッと一安心。

永遠の初心者、里山です。 星河の産卵が止まりました。「おかしいな」と思い始めたのは26日。前日には順調な様子を記事で上...

卵の写真を撮ったのですが、その時に付着毛であろう物が綺麗に撮れました。

――付着毛?付着「糸」ではないの?

いえいえ、卵の表面には両方が付いているんですよ。採卵後、すぐにコロコロとお掃除を始めてしまうと見過ごしてしまうのですが。

今日は星河の様子と、卵の付着糸のお話を少々書いていきます。

産卵再開す

一時止まっていた星河の産卵が再び始まりました。新しい環境に慣れたようで、糞の状態も良くなりました。良いうんこしてます。(笑)

卵を抱えている姿自体は、未だはっきりとは見ていません。産み付け忘れたであろう卵を一個、腹に付けた個体を確認しただけです。繁殖行動、メダカを観察するタイミングが以前と違いますから仕方がありません。

↓中央、無精卵をくわえているメダカ。お腹空いてると卵食べちゃいます。

浮かせたホテイアオイの根をチェックしてみると、数は少ないですが、きちんと産み付けられていました。

その時に見つけた卵を写真に納めたのですが、上手い具合に付着毛が撮れました。

↑写真を拡大したもの。表面に白くて細かい物がついているのが見えます。毛先を辿って行くと卵門の位置がわかります。

付着糸と付着毛

どちらもメダカの卵の表面にあるのですが、形状が違います。

付着糸

卵の植物極(卵黄の多い方)から伸びている糸です。1本ではなく、何本生えるかはメダカの種類ごとで違います。(ニホンメダカで約30本)

排卵された後もメスの輸卵管にしばらく残るので、メスは泌尿生殖口から卵をぶら下げた恰好となります。

卵とメスを繋いでいる糸。それが付着糸です。

※細胞の動物極、植物極についての参照ページ →ウニの作り

付着毛

卵の表面を覆っている毛です。付着糸のように長くはありません。

卵に渦巻き?!

卵母細胞はメスの体内で回転しながら成熟して行きます。そのためか、排卵された卵の付着糸・毛は右か左、どちらかに回転しているそうです。

付着糸は溶けない

メダカの胚は孵化する際、口から特殊な酵素を出し卵膜を溶かします。付着糸は酵素に触れても溶けません。

メダカは孵化の際、尻尾から出て来ます。よって、最後まで頭は卵膜を被っています。

この付着糸が溶けないことで、スポンっと頭の部分が脱げるのでは?と思いました。(詳細は調べていません。思っただけです。)

通常、付着糸って水草なんかに絡み付いてますからね。くっ付いている部分があった方が、脱げ易そうじゃないですか?

目が見える卵

前回産み付けられた卵と、新しい卵が混在していました。

最初の産卵があってから日数が経過しているので、古い卵にはしっかりとした目が見えました。このまま放置しておくと孵化後すぐに食べられてしまうので、採卵した卵を入れている保温容器に移動させました。

薬浴は終了

メチレンブルーに浸かった状態でも、稚魚は孵化します。2日程は生きるそうですが、その後は薬のせいで死んでしまいます。孵化後、少し置いてから水を薄めて行く必要があります。

里山は初回で失敗しているので、今回は卵の内にさっさと切り替えてしまいました。

ついに冬季デビューを果たした里山です。 それはちょっとした心境の変化でした。里山は「買うことはない」と言っていたメダカ...

卵の薬浴は必須ではないので、正直里山にはどうでも良い部分です。

それよりも、孵化後の水質を変化させたことにより、稚魚がパタパタと死んでしまう方がよっぽど怖いです。

採卵した卵の中全てに姿が見えるようになった段階で、ササッと水を切り替え。

今のところ、カビる様子はありません。

おわりに

デジカメによる撮影は、普段肉眼で捉えられない部分まで見えることが多いです。観察する時のお供として、非常に重宝しています。

採卵時にパシャッと1枚、記念撮影はどうですか?