メダカの夏―高温注意!水温の上がり過ぎはメダカも暑がるよ。

夏より冬が好きな里山です。

夏のメダカは朝から元気です。否、朝は元気です……と言った方が良いでしょうか?水槽の状態にもよりますが、夏のメダカはぐったりとしていることも多いです。

理由は単純。暑いから、です。

眩しいくらいの太陽と、温かく感じる程の水温。一見、メダカにとっては好条件のような気もするのですが。

昨日の春に引き続き、夏の様子を綴ります。

場合によっては煮える?

夏のメダカも春同様に元気一杯です。8月頃までずっと活発なままで、卵もよく産みます。必然的に食べるエサの量も多くなり、体格が一段としっかりして来ます。

陽の気が満ちる夏は、とにかく生物の活動が活発ですね。ヒトもメダカも動き回っています。

そんな季節ですが、飼育者が注意しなければいけないことがあります。メダカが置かれている環境です。

屋外水槽には日除けを

外に飼育水層を置いている場合、日除けが必要となることがあります。強い直射日光に晒されて、水温が高くなり過ぎることがあるからです。

水温が上昇すればメダカは活発に動きますが、上昇し過ぎると水面を力無く泳ぐようになります。パクパクと口を開け、ふわふわと漂う感じです。ある者は沈んで動かなくなってしまいます。

プラケースやバケツでの飼育の場合、炎天下に晒しておくと、水温は軽く40℃を超えます。下がコンクリやタイルの場合は、更なる高温になる可能性が高いです。

どちらにしろメダカが生きられる温度ではありません。水面に死体がプカプカ……ということも有り得ますから、日除け対策はしっかりとします。

発泡ケースも例外ではない

発泡ケースはプラケースと比べると温度は上昇し難いですが、全く温度が上昇しないわけではありません。

時にその断熱性(保温性)が仇になり、夜間になっても水温が下がり難いという現象も起こします。

室内も、実は危険

ヒトがいる空間内なら室温が管理されるので、ほぼ問題はありません。

集合住宅のようなコンクリ建築物の場合、建物の内部に蓄積された熱により室内が異常な高温になって、水生の生物が煮え死ぬことも。

夏はメダカをどこに置いておくか、注意が必要です。

活発な中にも僅かな変化

元気に活動する夏のメダカですが、夏中ずっと活発なのかというとそうではありません。8月もお盆を迎える頃(中旬)には、卵をあまり産まなくなります。

日照時間が短くなっていくからです。

里山の住む愛知ですと……

6月21日(夏至) 日の出>4:38:14 日の入>19:10:05

7月20日(旧・海の日) 日の出>4:52:39 日の入>19:04:51

8月15日(終戦記念日) 日の出>5:12:06 日の入>18:41:37

となっています。(※2017年の予想です。参考:日の出と日の入時間

卵の確保は7月までに

メダカの産卵は4月~8月初旬頃まで見られます。ですが、安定して抱卵・孵化させられるのは、5月~7月頃まででしょうか。(住んでいる地域、飼育環境で異なります。)

その前後ですと気温が低い、日照が微妙に短いなどで産卵のバラつきが見られます。また水温の面から見ても孵化に適さない場合(水温が低い、高い)が出て来ます。

越冬を考えて飼育する

晩夏に生まれたメダカはあまり大きくなりません。大きくなる前に、水温が低下すること、充分な光が得られないことで、成長が一時的に止まってしまうからです。

そのまま小さい個体になるわけではなく、翌年の春になればまた成長を始めます。

ですが、その年は身体が小さなままで冬を迎えることとなります。小さな個体は成魚よりも弱く、厳しい冬の寒さに耐えることが難しいです。

自宅内で冬を越させるつもりが無いのであれば、本格的な冬が到来する前になるべく成長させておくことも大切です。

メダカは2~3ヶ月もあれば成魚になります。

逆算すると、5月か6月には採卵・孵化が済んでいるのが、ちょうど良いのではないでしょうか。

陰陽転化

陰は極まれば陽に転じ、陽は極まれば陰に転じます。夏に暑さのピークを迎えた後は、冬へとまっしぐらです。

昨今の気象の傾向として、春や秋のような穏やかな気候の時がほとんど無く、暑いか寒いか両極端になって来ています。ヒトだって耐えれない時があるのに、身体の小さなメダカなら尚更です。

夏を満喫しつつも、この後にやって来る冬のことを頭に入れておきましょう。