ついに2ℓミジンコボトルを開始した里山です。
メダカ飼育を始めてから1年が経過しました。緋メダカとの出会いをきっかけに、いろいろと勉強させて貰いました。感謝!
今回は幹之たちをモデルに、メダカの四季の様子(春)をまとめてみました。1記事で春夏秋冬を完結するつもりだったのですが、結構な文章量になったので各季節で分けました。
春は目覚めの時
桜の開花予報が聞かれるようになる前後から、メダカたちの活動は活発になって来ます。
寒い間は水底でじっとし、怯えるように物陰に身を潜めていたメダカたち。水温の上昇と共に一転し、水面をふわふわと泳ぎ始めます。
僅かな物音にも動じなくなって来ます。ちょっとしたことで必死に逃げ回っていたのが嘘のように、落ち着いた泳ぎを見せてくれます。
食欲も次第に旺盛になり、冬眠で痩せ細った身体がプクプクと太り始めます。
この時期、メダカが太ることは非常に重要です。
――何故か?
来るべき産卵に備え、しっかりと栄養を蓄える必要があるからです。
日照+水温+栄養=産卵
メダカは長日繁殖動物です。春に繁殖活動を開始します。
卵を採るつもりなら、メダカの水槽は日向に移動させましょう。日陰ではダメです。充分な光が無ければ、メダカは卵を作ることが出来ません。
越冬したチビも再び成長を始める
晩夏に生まれ、小さいままで越冬したメダカたちも、この頃から再び成長を始めます。順調に行けば繁殖も可能です。
産卵と同じく、成長にも光は必須です。光の刺激でホルモンが分泌されるからです。
メダカの飼育と太陽(光)はセットです。飼育場所には光が充分得られる場所を選びます。
毎日のように抱卵するメダカ
春先はそんなに卵を抱えなかったメスも、5月を迎える頃には抱卵が安定して来ます。
毎日卵採り放題です。採っても採っても産み続けるので、水槽のあちこちで卵を見かけるようになります。底にも沢山沈んでいます。
親メダカの数にも寄りますが、オス2:メス3の計5匹でも軽く100個は採卵可能なので、目的の種を増やしたい場合は卵のチェックをかかさずに。
産卵床にホテイアオイはオススメ
ホテイアオイを数個ストックしておき、産み付けたら交換するという作業を繰り返すのも良いですね。特に卵を手で取る必要も無く、別の水槽に卵付きホテイアオイを入れておくだけです。
夏が終われば枯れてしまうホテイアオイですが、コスパはかなり高いです。
水温に気をつけて
メダカには安定して孵化する温度が存在します。
4月の産卵開始時は、まだ水温が低いのでダメになる卵が多いです。水温の高くなる5月に入ってからの方が安定します。
水温は孵化だけでなく、中の胚(メダカの赤ちゃんのもと)にも大きな影響を与えます。孵る前に死んでしまう、奇形がやたら多いといった場合は、水温を調べてみましょう。
孵化する未来
余程水温が低く無い限り、2週間もあれば卵は孵化し始めます。
1匹生まれると次から次へとポコポコと生まれます。生まれて来た子たちの成長には光が欠かせません。高温になり過ぎない場所で、のんびり日向ぼっこさせましょう。
メダカの成長は早く、春に生まれた子が、夏を迎える頃には成魚として繁殖を行うこともあります。もしかしたら孫(F2)が見られるかも知れませんよ。