メダカ大好き里山です。
前回記事「メダカ初心者は、とりあえずココからで良いと思う」が準備段階の部分で終わってしまったので、続きを書いていきます。
メダカの飼育は簡単と言われています。ですが、すぐにダメにしてしまう初心者と、特に何もしていないのに上手く繁殖させている初心者とが存在します。
何が違うんでしょうか?
メダカ初心者が落ちる穴
以前、職場の方の実例をもとに記事を書きました。
最初に投入したメダカ15匹が瞬く間に全滅……という経験をされたそうで、色々と努力された結果、「バクテリアの投入」と「メダカの種類を変える」という2つを試みたそうです。
現在は最後に購入した5匹中4匹が生き残ってるとのことですが、バクテリアの投入やメダカの種類変更は果たして必要だったのでしょうか。
メダカの飼育に失敗する初心者は、「知識が無いのに色々やり過ぎている」ことが多々あります。自分自身がそうでした。きちんと調べもせずに、想像だけであれこれとやってしまうんです。
ゴチャゴチャとやり過ぎた結果、メダカの環境が悪化……。もう、どうしようもありません。
死なせてしまったのなら、何で死んでしまったのか調べてから前に進まなければ、次にやって来たメダカも殺してしまうことになります。
ここで「バクテリアの投入」と「メダカの種類を変える」の2つを見ていきます。
バクテリアの投入
水槽内に生きているのは水草やメダカだけではありません。目には見えない微生物も一緒に暮らしています。
中でもバクテリアは大切で、メダカの排泄物(アンモニア:有毒)を分解し、亜硝酸→硝酸塩と毒性の弱い物質に変化させてくれます。その硝酸塩を消費してくれるのが水草です。
メダカが排泄する → 排泄物に含まれるアンモニアをバクテリアが分解 → 水草の栄養
簡単に書きましたが、この一連の流れが「生物ろ過」と言われるものです。
バクテリアは立ち上げ直後の水槽にはほとんどおらず、時間をかけ徐々に増えていきます。それを助けるのが市販のバクテリアです。
ですが、バクテリア剤の効果は商品ごとに異なり、中には効果が無いものもある様子。効果の程は実際に使った人間にしかわかりません。それこそ初心者ではなく、ある程度の経験のあるアクアリストでなければ判別は難しいです。
商品説明を見ていると良いことづくめに思えて買ってしまうのですが、効果がわからない初心者には不要です。
メダカの種類を変える
前述のAさんは「安いメダカは適当に扱われるから弱ってる場合が多いんです。高いメダカはそんなコト無いですよ。」と、ショップの店員に勧められ、緋メダカより若干高い黒メダカを買ったそうです。
確かにそうかも知れませんが、以前買ったメダカが弱くて死んだとは限りませんよね?もし原因がメダカになかった場合、新たに購入したメダカも間違いなく全滅します。
「死んだから新しく買う、新しい品種に変える」の前に、「何で死んでしまったのか原因を調べてみる」が抜けています。
メダカ初心者はシンプルに飼うのが一番
気軽に始めたことなのだから、最初はシンプルにメダカと付き合ってみてください。意外に思うかも知れませんが、上手に飼育している人ほど、水槽にゴチャゴチャと手を加えていないものです。
前回記事のおさらい的になってしまいますが……
・飼育ケースは100均のプラケースなど手に入りやすい物でOK
・水は水道水を1日天日にあててから使う
・水草はマツモかアナカリスがお手入れ楽
・メダカは普通種体型の手に入りやすいものがオススメ
用意しておいたケースに、天日干しでカルキを抜いた水道水を入れ、手入れが楽な水草を投入し(無しでもOK)、普通種体型のメダカを投入します。
この時の注意点は2つ!
・水合わせを行うこと
・いきなり大量の生体(水草やメダカ)を導入しないこと
ここさえ上手く出来ていれば、メダカたちは早々に死んだりしないはずです。
注意点2つは大切なことなので、別記事に改めて起こします。
(追記:記事が出来ましたのでリンクを貼っておきます。)