今日もメダカ三昧、里山です。
15日に保護したメダカですが、塩浴の効果か、少し体力が回復して来たようです。泳ぎ方が変わり、平常に近い泳ぎ方をするようになりました。
こうなると狭い容器に入れておくことがストレスになるかな?と心配になります。塩抜きをしつつ、広いプラケースに移し換えることにしました。
胸ビレの動き
弱りきっていた時のメダカは、胸ビレを閉じた状態でした。「水をかく元気が無い」とでもいった感じです。水中をプカプカと漂うだけになり、うまくバランスが取れず回転してしまうことも。
この状態が保護して数時間で回復しました。室内で程好く上昇した水温と、塩浴による効果と思います。
閉じていた胸ビレはぴこぴことよく動くようになり、メダカのバランスも安定。
頭を上にしてぷか~っと浮き上がる感ではなく、水平を保てるようになり、底まで潜ってじっとするなどの動きの改善も見られました。
今までに見た弱りのサイン
・胸ビレの動きが無くなる
・漂っているだけのような動き
・潜っても自然と浮いてきてしまう(逆に沈む場合もある)
・バランスが保てず回転してしまう
・糞の状態が細かったり白かったりと安定しない
胸ビレを閉じる
弱っている時以外でも寒い時にも見られます。活性が下がっているのだと思われます。
ただ漂っている
動く力が無いのでしょうか。弱ったメダカは泳ぐことをせず、水中を漂うようになります。時折激しく動くこともありますが、すぐにフワフワと漂います。
潜れない(浮けない)
潜った状態を維持するにも、多くの体の機能を調整しなければなりません。上手く体を動かせないのかな?と思います。
逆に沈んだままになってしまう場合も、結局は同じことと思います。
糞の状態が悪い
ヒトの健康状態も糞尿に現れますが、メダカも一緒です。
消化器系統(特に腸)に異常がある場合は栄養の吸収も排泄も困難になります。健康な状態を維持することは難しいでしょう。
メダカの内臓を診察することは出来ませんから、糞は貴重な情報源となります。
自然治癒を信じて
泳げるようになりましたが、病が完治したわけではありません。体力的に回復して来た程度であり、メダカの周囲にはもわもわが付いたままですし、白い変な糞もしています。
エサは与えず、回復のみに集中をさせます。
ただ、幾分か泳ぎ回るようになって来たので、今の容器の広さではストレスがかかるのでは?と思いました。
そこで、塩抜きをしつつ、広い場所に移し替えました。
狭い容器に入れる理由
広く深い容器に入れておくより、狭く浅い容器に入れておいた方が動きが制限されます。無駄に動いて体力を消費することが無かろうと思ったのです。(それが良いのか悪いのかはわかりませんが。)
今回移し変えたプラケースも、広さは確保しましたが水深は浅めにしてあります。
塩抜きはゆっくり
急に塩水から真水に移すのではなく、水合わせの要領で丁寧に塩抜きしました。
体力が回復すれば
生物には自然治癒能力が備わっています。自分で自分の体を治すことが出来るのです。
初日、あれだけ弱っていたメダカですが、徐々に回復しつつある姿を見て、薬浴は先送りすることにしました。
自分で治せるものなら、自分で治した方が良いのです。
過保護にしない
里山は病気治療に薬を使うことに消極的です。基本、個体の強さに任せています。どうしても薬が必要な場合を除き、あまり助けることをしません。
冬の加温もそうですが、過保護にし過ぎると生物本来の「強さ」が失われるように感じるからです。
追記:容態が変化した
このブログ記事を書いている途中に様子を見に行きましたが、また尻下がりの弱った姿に戻ってしまいました。塩浴の補助効果が相当に大きかったようですね。
だからと言って、ずっと塩浴させ続けるわけにも行きません。
自然回復は難しいかな。