寝不足気味な里山です。
先日送られて来た松井ヒレ長に白がいたこと、個体の雌雄差が大きいことから、繁殖相手を青幹之から黒幹之に変更しました。
今は加温水槽で一緒に泳がせています。照明は今日から点けることにしました。
繁殖条件下に置かれたメダカは約2週間程で成熟し、繁殖行動を開始するそうです。今回はメスが2匹とも小さいので、もう少しかかるかなと予想しています。
とりあえずは環境に慣れて、エサを沢山食べるようになってくれればというところです。
メダカの体格差
あまり雌雄で大きさが違い過ぎると、繁殖が上手く行きません。
当初用意していた青幹之オスは昨年生まれた個体で、体がしっかりと出来上がっていました。対して松井ヒレ長は今年の晩夏生まれと思しき、やや小さな個体でした。パッと見ただけでも大きさが違うのがわかりました。
――メスだけを先に加温水槽に入れ、成長を促してからオスを投入しよう。
考えて、「あっ」となりました。
青幹之のメスを頼んであったのに、送られて来たのは青白の2色です。店長曰く、「その方が面白いでしょ?」とのこと。
多分、「面白い」の意味は、こういうことだろ~なと思い当たることが1つ。
すぐに屋外水槽からメスの体格に釣り合いそうな黒幹之のオスを持って来ました。これなら先にメスを大きくする手間も無いし、青白ペアより面白そうです。
白黒の組み合わせ
青白が親であった場合、F1で生まれるのは青個体です。白が少数出ることもありますが、だいたいが青です。これが黒(※BBRRとする)白になるとF1は全て黒。F2で黒以外の色が確率で出現することになります。
今回はヒレ長と普通種体型の組み合わせなので、ヒレの形もバラけて出現することになります。
幹之の遺伝子と通常の白や黒のメダカたちの遺伝子は同じではないので、どうなるかは定かではありませんが。
わけて飼育はしない
オスは二匹とも黒ですが、メスは白青です。白黒ペアに限定せず4匹を一緒に泳がせてあるので、どちらのメスと交尾したかで結果は変わります。
おわりに
先ずは繁殖行動をしてくれるようになるまで、死なせないように大切に飼育したいと思います。様子は追って記事にして行きます。
今回の試みは、読者さんからのコメントをヒントに企画したものです。F1がうまく誕生してくれるかは謎ですが。何分、飼育者が未熟なもので……。
順調に行ってヒレ長が卵を産んでくれて、読者さんにプレゼントで出せたら良いな。
飼育は縮小して行く方向で動いています。遺伝を観察する過程で育ったメダカたちは、夏のメダカ掬いなどに寄付する予定です。