やっぱり猫飯さんは良いメダカ屋だと思った里山です。
昨日の続きです。今朝、新しい子たちが里山宅へとやって来ました。購入先はもちろん猫飯さん!
金額にして数千円ですが、緋メダカが1匹¥25というのを考えると、十分高額な買い物かと思います。
若干緊張しながら箱を開封してみると、そこには……?
初めまして極ちゃん!
今回里山宅にやって来たのは「極ブラック幹之メダカ」です。ペア(×2)と死着保障のメスが1匹、計5匹が静岡県から愛知県へと来てくれました。
メダカたちには長旅だったことでしょう。来てくれて有り難うね!
ということで、早速袋から出すことにしました。
水合わせする前に出す理由
過去に水合わせについて書いた記事では、袋を浮かす方法を紹介しました。
今回は袋が大きかったことと、中の水の量が多めだったので、一度プラケースに移すことにしました。
そのままプラケースで水合わせです。
写真では極ちゃんの色がわかり難いですが、青幹之とは違う、鈍い緑のような黒のような独特の光沢があります。カッコイイです。
プラケースは便利
小さめのプラケースを手元に置いておくと、いろんな場面で役に立ちます。
今回の水合わせもそうです。プラケースは水に浮きますから、メダカを移したらプラケースごと水槽に浮かべてしまいます。
袋よりも厚みがある分、水温が馴染むまでに時間がかかりますが、じっくりやれば特に問題ありません。
水温が同じになった後の工程は一緒です。少しずつ水の入れ換えを行い、メダカたちを新しい飼育環境に慣らしていきます。
水合わせ≠温度合わせ
水合わせの中に温度合わせも含まれていますが、温度を合わせただけでは「水合わせをしたことにはならない」ので注意します。
同じ飼育水を共有している環境であれば温度を合わせるだけでも良いでしょうが、購入したもの、他所から頂戴して来たものに関してはNGです。
水温を測ろう
発泡スチロールで水温を保ったまま、メダカは輸送されます。箱からメダカを出した時、同封されている飼育水の温度にも気を配ります。
春夏は特に気にしなくてもOKですが、秋冬はダメです。
水槽を用意した環境により、極端に水温が低くなっていることがあるからです。あまり差が有り過ぎると、水合わせの段階でメダカをびっくりさせてしまいます。
概ね20℃前後に保たれている
役立つのがホームセンターの観賞魚売り場です。年中メダカが生活し易い水温に保たれているので、こういった時の参考になるのです。
多くの店が18℃~25℃の範囲内で対応していると思います。
店により多少の上下はありますが、これはストライクゾーン内での上下の話。高かろうが低かろうが、ストライクゾーンに入っていればストライクなんです。
自身の用意した飼育水の温度がストライクゾーンから大きく外れ過ぎている時は、移す時期(時間)をずらした方が無難です。
移動は昼が狙い目か
朝は冷たい水も、昼にはあったまっていることがあります。
どうしても秋冬の、しかも屋外水槽に購入したメダカを放したい時は、水温が十分に上がっている時間帯にそっと行います。
ただし、安全とは限りませんが。
秋冬は初心者のメダカ購入には本当に向かないからね?その理由は後述します。
何処で飼育されていたかで違うコト
水合わせ後、里山は早速極ちゃんたちを水槽に放ちました。
新しい水槽に入った極ちゃんたちは、群れでくるくる泳いぎながら周囲を確かめていました。それから間も無く……
水底に沈んだまま、ほとんど動かなくなりました。
今までいた環境よりも水温が低いので、じっとしているのです。否、寒くて動けないと言った方が正しい表現かも知れませんね。
慣れていく過程がある
極ちゃんたちがブルブル震えている頃、元からいたメダカたちはと言えば……
すこぶる元気でした!(笑)
ずっと屋外水槽で過ごしているので、これくらいの水温でも平気なんです。春から夏、夏から秋へと自然な形で過ごして来ているので、しっかり今の環境に順応しています。
極ちゃんたちは他所からやって来た子たちなので、全く今の環境に慣れていません。少し時間がかかります。
水合わせをしたからといって、安全ではないのです。
咄嗟の判断が出来ないメダカ初心者には、秋冬のメダカ購入は不向きと言えます。わざわざ難しいことに挑戦する必要は無いのです。
魚は変温動物
ヒトと違い、メダカの体温は環境によって変動します。寒いところに移されれば、その分体温が下がり動けなくなります。
ですが、動けなくなるだけで死ぬわけではありません。
周囲の環境に応じ体温が変動するという事は、体温が多少変動しても正常な活動ができる能力があるということでもあります。
極端な環境に放り込まなければ、ゆっくりと慣れてくれます。
恒温動物は?
常に体温を保たないといけない恒温動物は、メダカたちと事情が違います。
ヒトの平均体温は36℃~37℃ですが、ここから1℃低下することに悪い兆候が現れ、3℃も下がればかなり危険な状態となります。
身体を冷やさないように注意しましょう。
おわりに
以上、極ちゃんの紹介と秋冬にメダカ購入する場合の注意事項(?)でした。
水温は大切ですね。
最初は全然気にいませんでしたが、今はその重要性がひしひしとわかります。植物の栽培にも動物の飼育にも温度管理は欠かせません。
温度を測ることで、初めて見えてくることもあります。
余談ですが
寒い時期だけど、どうしてもメダカが欲しいという場合、販売者にどうしたら良いか聞いてみるのも手です。
里山が猫飯さんを推すのは、店長さんが親切な応答をしてくれるからです。安心して商品購入が出来るからです。ブログから人柄が滲み出ています。(→猫飯ブログへ)
良いメダカ屋さんは探せばいます。「この人から買いたい!」と思えるメダカ屋さんに巡り会えると良いですね。
コメント
里山さん、お疲れ様です。
記事は、欠かさず見ているコバさんです(笑)
極ブラック購入されたんですね~
僕も好きですよ~
無事に、越冬して、来春にたくさん卵産んでくれるといいですね
コバさんへ
コメント有り難うございます!
前々から気になっていたんですが、コバ家のメダカちゃんたちは何種類くらいいるんですか?
読者さんと卵のトレードとかやれたら楽しかろうなー、と思ったりもするんですが。
来季は極ちゃんそのものの繁殖はもちろん、他の子たちともかけてみる予定です。今から来年の夏が楽しみ過ぎて、ウハウハしちゃいます。(笑)
里山さん、お疲れ様です
何種かなー⁉️
また、数えときます
そいえば、写メ送るのうまいこと撮れないからあきらめてしまって、そのままにしてしまいました
たまご交換やりましょ✨
たまごなら何10個入れといたら全て死亡することもないでしょうし、それに稚魚、成魚の送り方も難しいと思うので
コバさんへ
コメント有り難うございます!
写メはともかく、すぐに数えられないくらいのメダカを飼育しているんですか?!びっくりだよ!!(笑)もうメダカ達人じゃないの?
私のところはブログで公開している通り、青幹之、コスモ、白、緋、極ブラックだけです。
今年のメダカシーズンは終わりなので、来春に卵交換しましょー!!卵の送り方を勉強しておきます。
わー、楽しみですね!!!
来シーズンは私の方でもちょこちょこやりたいこともあるし、本当に楽しみだ!早く年が明けないかなぁ。1つ年取るけど、まぁいいやw