メダカを移動させる時の、温度を調べる必要はあるのか?―調べた方が無難です。が、調べなくても飼育者が良しとするなら、「それで良し」です。

メダカの僕、里山です。

じきに10月ですね。随分と朝が寒く感じるようになりました。夜明けは遅く、日暮れは早く。季節の変化が視覚でもはっきり捉えられる時期になっています。

去年もコレくらいの季節になる頃には、こう思っていました。

――夏で汚れた水槽をキレイにして、気持ち良く冬を迎えたい!

で、実行しました。

メダカのためなら早起きも平気な里山です。 先日から取りかかっていた水槽改造ですが、3分の2程終了しました。 天候...

メダカに捧ぐ休日、早起き、冷え込む朝、気温……。

水温計を買っておいて良かったなと、つくづく思ったのです。

夏の終わりには

メダカの活動が活発になる春夏は、水槽が汚れ易いです。もちろん水槽の中身や濾過状況にもよりますが、生物の活動が活発になる時期というのは、水が汚れ易いのです。

主な理由としては……

・メダカの食欲増大、排泄

・藻や苔類の繁殖

この2点ではないでしょうか。

メダカの食欲増大、排泄

夏のメダカはよく食べます。食べるものだから、エサの量も当然増えます。食べるエサの量が増えれば、当然排泄物も多くなります。

ここに孵化したチビたちによる飼育数増加が加われば、まぁ、水の質はより悪くなっていきますよね。

特に注意が必要なのが排泄物です。メダカの糞って、数日でも相当溜まります。

底材を敷いているとわかりませんが、ベアタンクで飼育するとよくわかります。底には糞が蓄積していき、水は徐々に緑色に変化……。

活性が上がっている時は、仕方がありません。

藻や苔類の繁殖

夏になって活性が上がるのは、何もメダカだけじゃないということです。

直射日光がよく当たるような場所に水槽を置いている時は気をつけて下さいね。日当たりの良い部分には、もわもわっとした藻が繁殖し易くなっています。

富栄養化した飼育水では、驚くくらいの繁殖力を見せることもあります。

秋の水槽掃除と移動と

水槽掃除は良いものの、メダカを移動させるには、秋(9~10月頃)は若干心配な時期です。

気温が下がり始めているからです。

外気温が下がれば、当然外気に触れている水温も下がっていきます。水温が下がれば、そこで暮らすメダカの活性も下がって行きます。

水温が15℃を割り込むようなら

自分が「移動させたいな」と思った時の水温が、昼間に15℃を割り込むようであれば無理矢理に移動させない方が良いかも知れません。

低温で活性が下がっている時は、そっとして置きます。下手に動かしたり、捕まえるために追い回したりすると、メダカが弱ってしまうためです。

朝方に15℃前後であったのなら、昼を待ちます。

昼になる頃には気温が上昇し、水温も数度上昇するからです。メダカも底の方でじっとするのを止め、水面近くまで上がって来て、のんびりと泳ぎ出します。

移動の必要があるのなら、このタイミングを狙います。

水合わせをしっかりと

いくらメダカが多少の水質変化に対応出来たとしても、急激な温度の変化にはついていけません。

メダカ大好き里山です。 メダカや金魚を初めて飼う人がやってしまいがちな失敗の1つに、「水合わせをせずに、生体を水槽に入...

ヒトの例を出すと、冬の外出です。

暖房でぬっくぬくの部屋から、防寒もせず急に雪の振る屋外に飛び出たら……?!多くの人が「寒い!」とガタガタ身を震わし、固まってしまうことでしょう。

夏場は水合わせナシ、水温測定ナシでも何とかなりますが、秋冬はダメですよ。

中ですか?外ですか?

屋外から屋外へと、同じ飼育環境下なら然程心配ありませんが、屋内から屋外への移動は温度差があり過ぎます。

過ぎる温度差は、生体に悪影響を及ぼします。

ミジンコの踊る姿が大好きな里山です。 生物には繁殖に適した温度があります。そこを外すと繁殖行動を行いません。 例...

おわりに

去年の今頃は水温計を使っていませんでしたし、水温を重要だとも考えていませんでした。適当に水合わせをし、生体投入というのが普通の流れでした。

認識が変わったのは、冬に買ったミナミヌマエビが寒さで仮死状態になったあたりからです。

里山が用意したケースには屋外でキンキンに冷えた水が張ってありました。ベランダにカルキ抜きした水を置いていたためです。

水に袋を浮かべるや否や5匹のヌマエビはひっくり返り、全てが仮死状態に。結局、動いている姿をほとんど見ぬまま他界させてしまうこととなりました。

水温計に手を伸ばした

このエビの一件で、里山には「水温が重要」という認識が始めて生まれました。

今回、メダカを移動させる際に水温を計ったのも、この時犠牲になったエビちゃんたちのことがあったからです。

似たようなことを過去記事にも書いています。

繰り返し繰り返し記事に残すのは、それがとても大切なことだからです。今後も水温チェックをしっかりと行い、メダカ生活の役に立てようと思います。