メダカの水槽が藻だらけになる-考察と推理

メダカ大好き里山です。

ある日、職場の方(仮にAさんとします)と話していた時のこと。

「うちメダカ飼ってるんですけど、すぐに水槽に藻が生えて汚くなるんです。」

そう言われるのでほうほうと話を聞いていました。

きちんと原因を考察してみるのは勉強になるし、相手にとって何か手助けになるかも知れません。Aさん宅の水槽を検証してみます。

メダカ水槽の状況はどうか

Aさん宅のメダカちゃんは、買ってきたその日の内に死んでしまったものもあるとか。買い足ししたものも死んで、現存は4匹とのこと。抱卵もしたけれど、親と一緒の水槽にしておいたため、大きくなる前に全滅した(食われた)そうです。

今はメダカ自体は落ち着いているけれど、藻ですぐに水槽が汚れるとのこと。

聞き漏らしている点が多いですが、聞くことが出来た水槽の状況は……

・家の中のあまり日の当たらない場所にある(朝日は辛うじて入る様子)

・エアレーション有りだが、つけたり消したりしている。今はついていない

・藻が生えてすぐに水槽が汚くなる

・水草は作り物の水草を入れてある

・底にはソイルが敷いてあり、バクテリアも投入済み

キーになるところは、水草が作り物であること、バクテリア投入ではないかなと思いました。

水槽に藻が生える理由

藻類をはじめ、植物や菌類が生きていくには……

(1)水

(2)光

(3)二酸化炭素

(4)栄養素(窒素、リン酸、カリウムなど)

この4つが必要になります。

藻が繁殖しやすいということは、この4つに加え、温度環境が最適なのではないかと思われます。まさに藻にとっての快適空間ですね。

これを踏まえ、Aさんの水槽を見ていきます。

水槽だから水は十分にありますし、光もきちんと届いているようです。メダカがいるので二酸化炭素も水中に放出されています。水道水に含まれる硝酸塩、ケイ酸塩は藻の栄養になります。

更にバクテリアがメダカの排泄物中のアンモニアを亜硝酸→硝酸塩に分解していると思われます。(アンモニアは非常に毒性が高く、分解されていないのであればメダカは既に死んでしまっている。)

植物の三大栄養素チッソ、リン、カリの内、チッソとは硝酸態窒素のことで、これは硝酸塩の別名です。

お水の栄養が豊富過ぎるのかな?という感じです。

外でメダカを飼うことを決めてすぐのこと。「底石の代わりに赤玉土を使う」という記事を見つけ、「えぇ!?」っとなりました。しかも...

また、どんなソイルを使っているのかわかりませんが、市販されているソイルの多くが「弱酸性」の水質になるように調整されています。藻や水草は弱酸性を好むものが多いです。

改めて書き出してみると、藻が繁殖するには十分な条件が揃っているのがわかります。

解決策を考える

水質を詳しく調べ、調整剤で各調整を行うというのは、初心者にはハードルが高いです。第一、余程熱を入れていなければそこまで調べませんし、やりません。

簡単に出来そうな対策として……

・エサを控える

・水草を投入する

この2点ならすぐに実施できるのではないかと思いました。

エサを控える

エサの食べ残しは水を汚すだけではなく、バクテリアの働きによりリンや硝酸塩などに変化します。結果、水中に藻の栄養分が増えることになります。

エサの回数、与える量を調整し、食べ残しが出ないようにします。

水草を投入する

藻の吸収する栄養は水草にとっての栄養でもあります。豊富な栄養を水草に吸収させることで、藻の繁殖を抑えます。

まとめ

・藻が繁殖している場合、水が富栄養化になっている可能性がある

・エサの食べ残しも富栄養化に繋がるので、決してやり過ぎない

・水草を投入することで、余分な栄養分が消費される

水の中で生きてる「みんな」でバランスを取れれば、何かひとつだけが突出して成長することはありません。