食う寝る遊ぶ(働く)に喜びを感じている里山です。
汚い汚いと思っていたベアタンクのたらいですが、ここ最近汚さが格段に増しています。
今までも汚い水槽はありましたが、ちょっと「汚い」の質が違うこともあり、試験的に放置していた部分もあるのですが……。
――さすがにコレはマズ過ぎる!
明け方見に行った水槽の状態に驚き、中にいた少数のメダカたちを隣のセキショウ水槽に緊急避難させました。
油膜でギトギト
写真を見てわかるかと思います。ほぼ水面全体が油膜で覆われてしまっています。温めた牛乳に浮く膜みたいです。粘度こそありませんが、本当に悲惨な状況です。
油膜に気付いたのは9月です。本格的に酷くなって来たのは、水草の間引きを行ってからです。それでもここまでの酷さはありませんでした。
白幹之たちの全滅に気付いた時も油膜は張っていましたが、こんな状態ではありませんでした。それが、あれよあれよと言う間にラーメンスープ。
初めての大容量容器は、緑化せずに油膜ビッチリ。
油膜の原因
油膜が張る原因は、水質の濾過に関わるバクテリアの不在、エサのやり過ぎなどです。
今回の場合、考えられた原因は……
・水の量に対し、バクテリアが少ない
・水草の量が少ない
バクテリアが少ない
底土の大切な役割は、バクテリアの棲み処になることです。今回のたらいはベアタンクであり、底土は敷いていませんでした。
水に対し、生物数も不釣合いだったかも知れません。
水草の量
水草には水中の余分な栄養分を吸うという働きがあります。
水草を間引いた後から油膜が顕著になったことを踏まえると、水草たちが水質の浄化に大きく関わっていたことが窺えます。
目には見えない水の中のバランスが崩れた結果、はっきりと目に見える油膜という形になったと思われます。
油膜の良し悪し
見た目は良くありませんが、中の生物にそんなに影響しない放っておいても大丈夫な油膜もあります。たらいではありませんが、夏の間に別水槽で油膜が張っていたことがあります。
その時は特に生物が死んだりすることもなく、薄く張っていただけなので「危ない」とは感じませんでした。
今回は酸化した緑茶のような色の、全体的にもたっとした油膜です。
今朝見たところ、メダカたちは元気そうでしたが、死ぬか病気するかどっちかだろうと思いました。即、避難令を発動。緊急退避です。
メダカたちを掬った網に、薄っすらと残る染み。油膜の跡です。
無敵の存在?
こんな汚い水の中、大量に繁殖している生物がいました。
エビちゃんです。
随分と代替わりしましたが、もともとは何が流れているかわからない用水路で生きていたエビたちです。こんな環境であっても、しっかり適応出来てるみたいです。
おわりに
メダカたちの、とりあえずの緊急避難はしました。後日、今回の反省点を踏まえ、水槽を作り込んで行きます。
大量のエビ掬いに心が折れそうになる未来が見える。うん……。