栗きんとんジャムが美味しくて頬が落ちた里山です。
先日保護したメダカは元気になりました。未だ様子見ですが、無事に年越しが出来るのでは?と思います。
本題は別。
今日仕事中におっさんと話していたのですが……
「何時もエサをやってる時間に出ていなかったら、メダカたちいなかったよ。時間がわかってるんだよ。」
と、言っていました。
里山には納得な話、おっさんと「メダカは賢いね」と意見が合致しました。
メダカの魅力って何か、真剣に考えたことがあります。少なくとも、里山は改良メダカの色や、新品種を生み出すことだけが魅力と感じたことはありません。
今回は里山がブログで伝えたいこと等々です。用事が無い人はサヨウナラ。
名刺からわかること
以前、里山はお遊びで名刺を作りました。そのキャッチコピーには、こうあります。
――メダカを通じて地球と話そう!
そのままです。
メダカは宇宙に行った
ご存知かとは思いますが、メダカは1994年に宇宙船に乗って宇宙へと旅立ちました。世界初のメダカの宇宙食を作ったのがお馴染みのキョーリンさんです。(→キョーリン・Hikariチャレンジのページへ)
何故、メダカは宇宙へと行ったのでしょうか?
この謎に、里山の胸には岩松先生の言葉がずっしりと響きます。
「メダカがわかればヒトもわかる。」
ゲノムの70%がヒトと一緒
ゲノムとは、遺伝子と染色体から合成された言葉で、DNAの全ての遺伝情報のことです。
このゲノムがメダカとヒトでは70%も一緒だというのだから驚きです。サルとヒトとであれば同じ霊長類同士、そう違和感が無いのですが。
魚類であり、且つ、日本最小の淡水魚であるメダカとヒトが、遺伝情報上は70%も似通っているとは、本当にビックリですね。
内臓器官の働きの共有
メダカが宇宙に行った理由のひとつに、内臓諸機関の働きがヒトと酷似しているということが挙げられます。
ヒトと同じ働きを持つ内臓を有する小型生物なんて、実験にはピッタリだと思いませんか?
動物実験に関しては賛否両論ありますが、論じたい部分はそこでは無いので省きます。
――あの小さなメダカ(魚)とヒトとに共通点がある
それだけでも「スゴイことだ」と里山は思うのです。
参考ページ:モデル生物としてのメダカの新領域(pdf)
モデルメダカとしてのメダカの特徴とメダカバイオリソース(pdf)
色だけが魅力では無い
メンデルの法則に基づき、様々な体色表現をするメダカたち。実に魅力的ですよね。愛好家からしたら堪らないのでは?と思います。
その部分だけを追求している方には、里山のブログは「読む価値の無いブログ」と断言します。
――何故か?
改良メダカについて新品種を追い駆けるでもなく、飼育するでもないからです。あまり流行を追いかけることには興味が湧きません。
おわりに
メダカを学ぶことで、ヒトはヒトという生物を深く学ぶことが出来るのでは?と思うことがあります。
新品種を生み出す楽しみもあるでしょうが、「メダカ」という生物そのものに的を絞り、じっくり楽しむ道もあるだろうと思うのです。