メダカのお腹と卵の関係。ここが肝腎ですよ!!

メダカ講座まとめ(4)

メダカ大好き里山です。

元気なメダカはお腹がぷっくりとして体格が良いですよね。横から見ても上から見ても、実に立派なお腹をしています。繁殖期のメスの腹などは特にぷくぷくですよね。

お腹の中は一体どうなっているんでしょうか?

メダカのお腹と観察力

観察するということは、じっと見るだけじゃありません。見えないものを見る、本質を探ることです。

観察(observastion)

対象の実態を知るために注意深く見ること。その様子を見て、その変化を記録すること。どれだけその変化を見つけられるかが重要である。

ウィキペディアより引用

繁殖期を迎える頃のメダカたちは、オスもメスも腹がぷくっとしています。どうしてあんなにぷくっとしているのか、何がぷくっとしているのか不思議ですよね。

少しメダカの体内を覗いてみます。

東山動植物園・メダカ館のパネルより

メダカもヒトも、そう変わりませんね。心臓、肝臓、脾臓、腎臓、生殖巣などがずっしりお腹に詰まっています。

各内臓の位置はどうでしょうか?こういった解剖図は体の地図にあたります。しっかりと臓器の位置を見ておきましょう。

特に注目したいのが肝臓と生殖巣です。

肝臓はお腹の前側に、生殖巣は後ろ側にありますね。これを覚えておいてください。

観察することで見えないモノが見える

冬眠中、メダカはエサをほとんど食べません。食べなければ痩せるのは道理、冬のメダカたちは痩せ細っています。

ですが日長時間が長くなり、水温が上がって来ると、メダカたちは活発に動き始めエサをばくばくと食べ始めます。数日が経つ頃には、すっかりと体格の良いメダカに戻ります。お腹がぷっくりとしたあの姿です。

この時、見た目の変化だけでなく、内部でも変化が起きています。

エサを食べていなかった冬の間に小さくなってしまっていた肝臓が、十分な栄養を得て大きくなっているんですね。つまり、メダカのお腹ぷっくりは肝臓が肥大した証拠。

胸が突き出たようにボンと膨れて見えるのは、肝臓が腹部の前側にあるからです。

そしてもうひとつ、生殖巣の成熟です。

日長時間が長くなったことで、メダカの脳下垂体からは盛んにゴナドトロピンが分泌されています。次第に生殖巣は成熟し、交尾が可能な状態へと変化していきます。

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産卵が可能なメスは、お腹の後ろがぷっくりしています。ホルモンの影響により、卵巣が発達するためです。

――視覚で捉えられる変化だけではなく、物事の本質を見抜く

日々の観察がとても重要であることがわかりますね。

メダカの卵と肝臓

メダカの産卵は光に依存します。ですから光は絶対的な条件ですが、他にも大切なことがあります。

それは、メダカのお腹のぷっくりにも関係しています。

水温は十分か

水温が下がることは生命にとっては危機的状況です。こんな時にのんびり産卵なんて出来ませんよね?

メダカ大好き里山です。 先日、うちの緋メダカのチビに異変を発見しました。急遽隔離、様子を観察している最中です。(背曲が...

寒過ぎず、暑過ぎずの水温を保ちます。25℃付近であれば問題ありません。

栄養は十分か

メスが体内で卵を作るには、肝臓で作られるタンパク質が必要です。十分な栄養補給が出来ていないメスは卵を産みません。

栄養補給は肝腎(心)です!

メダカのお腹が適度にぷっくりしているのは、肝臓に栄養が蓄えられているサインでしたよね?即ち、卵を作れるだけの栄養がありますよ、ということです。

ただ、ヒトの場合でもそうなのですが、あまり肝臓が肥大し過ぎると調子が悪くなります。病気も疑われます。エサのやり過ぎには注意し、日頃からよく観察しておくことが大切です。

まとめ

・肝臓に栄養が蓄えられ肥大すると、メダカの腹は大きくなる

・お腹の後ろが大きいメスは卵巣が発達しており、産卵が可能

・産卵には「光」の他に「水温」「栄養」も必要となる

・しっかりと対象を観察し、本質を見抜く