タマ子を太らせて微笑んでいる里山です。(←病気)
今年も奇形メダカが生まれました。今年の夏、何匹のメダカを孵化させたのかは全く覚えていませんが、奇形メダカの数は3~5匹くらいです。
もちろん、中にはそれが元で針子の内に死んでしまった個体もいます。そういった個体はカウントせず、今現在水槽で泳いでいるメダカの中に奇形は3~5匹。(里山はわざわざメダカの孵化数や背曲がり個体を数える程、丁寧な飼育はしておりません。)
さて、奇形、主に背曲がりのメダカですが、飼育者としてどう思いますか?
正直な話、里山は「うわぁ、背曲がりかぁ……。」とガッカリしてしまいます。生まれた時点で確認可能な個体であれば、親メダカの水槽に戻してしまいます。
今日は奇形メダカの話です。
背曲がりメダカ
採卵・孵化を行えば、一定数は背曲がり個体が出て来ます。
今まで見てきた事例から大別すると、孵化した時から確認出来るもの、ある程度成長してから気付くものとがあるようでした。
遺伝によるもの、胚の成長段階で何かしら問題があったもの、病気など、これまた原因も様々なようです。
発見してガッカリ
どんなパターンであっても里山は背曲がりメダカを見た途端、かなりテンションが下がります。
ガッカリしてしまうのです。
今年一番のガッカリは、三色ラメの背曲がりです。
孵化させた中でいち早く大きくなった個体がいました。ラメの乗りも良く、やや成長してからのベース色は朱で里山の好みの体色をしていました。
成魚になるのが楽しみで、ワクワクとしていたのですが……。
成長と共に、尾の曲がりがはっきりとわかるようになって来ました。「もしかして?」と思い横から見てみると、背骨がくにゃりと曲がっていました。
短い沈黙の後、彼は雑魚水槽へと移って行きました。
Cの字への字は親元へ
孵化したてのメダカがCの字になって蹲っていたり、泳ぎ方がおかしいので観察してみたら、背骨がへの字になっていたということがあります。よく見かけるパターンです。
こういったメダカを発見した場合、里山は速やかに親メダカの元へと戻します。
どうしてそうするのかは察して下さい。
付着糸は必要なのか
卵を1個ずつバラした場合と、水草などにくっ付けたまま放置しておいた場合。どちらが背曲がりが多く見られたかと言えば、前者の方です。
今年はバラした卵、放置卵のどちらもプラケースで観察しました。バラした卵のケースには、何時までも頭に卵膜を付けている個体が1~2匹見られました。への字が気になったのもバラした卵から孵化した群です。
たまたま目に付いただけかも知れません。統計を取っていませんから、はっきりと言い切れないのですが。やはり、付着糸はあった方が良いのかな。
手を使わずにTシャツを脱ごうとしてみて下さい。
何かに端を引っ掛けたり、誰かが一方を引っ張ってくれれば、手を使わなくても簡単に脱げます。そうでなかった場合、いくら動いてもなかなか脱げないと思います。
頭に卵膜を付けたままのチビが水底で一所懸命動いている時、それは、Tシャツを脱ごうと体をくねらせているのと同じかも知れません。
驚きの星河
冬に孵化させた星河の1匹に、すごい背曲がりを発見しました。
こんなに酷い状態なのに、不思議なことに夏になるまで全然気が付きませんでした。
観察が足りなかったか、或いは、後天的なものか。
どちらにしろ、今更どうも出来ません。する気もありません。
他のメダカに後れを取ってエサにありつけないといったことはないので、1匹だけ隔離するようなことはしません。彼が天命を全うするまでは、雑魚水槽の仲間たちと共同生活です。
おわりに
上から見ていても、若干曲がった程度の「への字」には気付きません。別に病気ではありませんから、背骨の真っ直ぐなメダカたちと特に変わらないでしょう。
まぁ、そんなもんです。
一度気になりだすと、ずーっと気になってしまいますが、そうでなければスルーしてしまう部分です。他のメダカたちと同じように世話するだけのこと。