タマ子の追っかけが止められない里山です。
先日頂戴して来た病気メダカの内、アルビノ幹之を早々に死なせてしまいました。16日(火)朝の出来事です。
前日夕刻には、既に「死ぬんじゃないかな」という兆候が見えていました。翌朝確認しに行ったところ、予想通りの結果になっていました。
今回は死んだアルビノ幹之の話です。
加工無しの死メダカの写真が出て来ますので、閲覧は自己責任でお願いします。苦手な方はブラウザバックで戻って下さい。
怪我メダカが死ぬまで
メダカ掬いの場で見つかったアルビノさんは、尾を怪我していました。怪我をした部分に菌が入ったようで、尾は白くモヤがかっていました。
その場でアルビノさんへ塩浴に回されました。
それから数時間を経て、里山と一緒に帰宅。
持ち帰って袋から放った時点で、ゆらゆらとした力ない泳ぎ方をしていました。ですが、未だ何とかなりそうな感じがしていました。
塩浴と合わせて薬浴を開始。様子を見ることとなりました。
一晩明けて
翌朝のアルビノさんは、前日とあまり変わらない様子でした。ふわふわと泳ぎ、怪我による内出血もそのまま。モヤっとした病気部分も目立って変化した様子はありません。
しかし、夕刻には様子が一変していました。
傷口の部分が腐って溶けたようになっていたのです。
怪我で赤く見えていた部分は茶色くなり、全体的にモヤが覆っていました。メダカの泳ぎ方も弱々しいというより、ガクガクとしてぎこちない動きです。尾が上手く機能していないようでした。
生臭い水
もっとよく観察しようと思って桶に顔を近付けた時、水が生臭いことに気付きました。側に置いてあった東天紅(愛称天ちゃん)の水からは、そんなにきつい臭いはしていませんでした。
ヒトは病気をすると体臭が変わりますが、メダカもそうなのでしょうか。
見た目と臭いとで、「このメダカ、明日まで持たないだろうな」と感じました。
予想通りの死
翌早朝、そっと様子を見に行くと、そこには水底に沈んだアルビノさんの姿がありました。
白い小さな体は、全く動く気配を見せません。水温が低いせいか、或いは、死んでからそう時間が経っていないのか、死体は綺麗でした。
↑尾が溶けたようになっています。その先にあるヒレは綺麗です。傷そのものが深く、致命的だったのでしょうか。
生きて泳いでいる時は、目が素敵な個体と思って見ていました。上見では黒く、少し位置をずらして見ると赤っぽくと、角度で色の見え方が違うのです。(アルビノでは普通にあるらしいのですが、里山はアルビノをじっくり見たことがないので珍しく感じたのかも知れません。)
冬のメダカと怪我
今回のアルビノさんのような怪我メダカは、もしかしたら冬に出易いかも知れません。寒くなると、メダカたちは狭い隙間でも無理に入り込むようになるからです。
ちょっとしたことでも必死で逃げ回るようになります。逃げる過程で体表を傷付けてしまうことも考えられます。
数枚鱗が剥がれたくらいなら良いですが、出血を伴うような傷は致命傷になりかねません。今回のアルビノさんのように、傷口から病気感染してしまうからです。水温が低いので菌の回りもゆっくりなのでしょうが、怪我をさせないのがベストと思います。
水槽作りにギザギザとしたものは使わないようにしていますが、冬本番前に今一度点検をしておこうと思いました。
おわりに
残念な結果になってしまったアルビノさん。
持ち帰らなかった方が良かったのかも知れません。そのままにしておけば、店でプロの治療が受けられましたし、環境変化で大きく弱ることも無かったのかなと。
今回もメダカにいろいろと勉強させてもらいました。合掌。
天ちゃんが生きててくれてホッとしています。
近々天ちゃん専用の、あったか水槽を用意する予定です。