メダカ大好き里山です。
近所の公園では桜が咲いています。春、ですね。
ですが、明け方は未だ肌寒く、メダカたちもじっとしています。じっとしているだけなら良いのですが、ビックリさせるととにかく激しく逃げ回ります。
写真は赤玉土の隙間に逃げた白チビ。ケガ(最悪他界)するんじゃないかと肝が冷えました。
水温とメダカの行動
年間を通じメダカを観察していると、暖かい時期と寒い時期で行動が違うなと感じる点がいくつかあります。
その中で一番気になっているのが、「怯え」です。
水温が低い時は、それだけでも生命の危機。更に外敵が襲って来たとなったら堪ったモノではありません。私のちょっとした動作に反応し、メダカたちは必死で逃げ回ります。
怯えの原因は?
メダカの「怯え」が顕著な時があるようです。
実際に目で見た水温低下もそうですが、もうひとつは水質悪化です。水質が悪くなると、メダカたちは底でじっとしていたり、物陰に隠れたり、怯え易くなったりするようです。
生命の危機を感じているのだと思います。(確証を得るには飼育例が少な過ぎますね。あくまで〇〇だろう、という予測です。)
買って来たばかり、水換え直後
購入も水換えも、どちらもメダカの生活環境が大きく変わってしまう時です。人影などの外部からの刺激に敏感になるのは当然かと。
ヒトだって引越した先で、今までと同様には振舞えませんよね。新しく出会った人や、周囲に慣れるまで相応の時間を要すると思います。
その間、少し神経質になってしまうこともありますよね。
メダカもヒト(自分)と同じだと思えば、相手の行動の意味が何となく理解出来る気がします。
水槽の移動と怯え
ベランダの再奥、ヒトとの接点から一番遠く、且つ、日影であった場所のメダカたちは非常に敏感でした。
エサをやってもしばらくは寄り付きもせず、ほんの少し視線をやっただけで逃げる始末でした。
この水槽は藻の繁殖が激しかったため、一度リセット。定植してあった植物も移動させたので、日影に置いておく必要もなくなり、場所も移動させました。
新しい置き場所はベランダの中央付近です。
この移動で大きく変わったものが、実は3つあります。
水質の変化
リセットを実行したのは、藻の繁殖と水の濁りが酷かったためです。
物理ろ過が働かない、生物ろ過のみの溜め水では、何れ水はグリーン化をして行きます。(状況に応じ、程度の差はあると思いますが。)
底土に荒木田土を使っていたせいもあり、水質はあっという間に悪化して行きました。
このままではマズイと、荒木田土は全て洗い流すことに。
結果、新しい水槽の質は以前と違うものへと変化しました。水の白濁りは無く、汚泥のようなものも溜まっていません。
水温の変化
以前水槽があった場所は半日影にありました。
「日影=日が当たらない=水温が上がり難い」です。他の水槽と比べ、奥の水槽の水はいつもヒンヤリとしていました。メダカたちもあまり活発に動くことがありません。
新しく移動させた場所は、ベランダの中でも日当たりのかなり良い場所です。
夕方、帰宅してから水温を確認してみると「温かい」と感じます。日の光での水温上昇がはっきりと感じ取れるレベルです。奥に置いていた時とは明らかに違います。
環境の変化
ベランダの奥はヒトから一番遠い場所でもありました。今回の移動先はヒトの出入りする場所に近くで、接する機会は大幅にアップしています。
3つの大きな変化の結果
メダカたちの「怯え」が解消されつつあります。以前のようにちょっとしたことで逃げ惑ったりしません。
急な動作などにはビックリして逃げますが、水槽側で大人しくしていれば、様子を窺いながらフワフワとやって来ます。
「エサちょーだい!」と、口をパクパクさせる子もいます。
水質、水温、環境への慣れが、「怯え」を解消させるようです。
おわりに
メダカも植物も「物言わぬ相手」ですが、あくまでそれは言語を使う「ヒト目線」でしかありません。
彼らは彼らなりに何かを伝えています。
メダカたちとの「言葉を用いない会話」は非常に楽しいです。少しずつ距離を縮めて行きたいかな?と思います。