朝夕のメダカ先生の講座に毎回出席している里山です。
8月も第一週が終わり、第二週に突入。昼の暑さは相変わらずですが、日の長さと虫の鳴き声の変化に、夏も終わりが近いことを感じます。
せっかくですから、夏が終わる前に「自由研究」をしてみませんか?
メダカは自由研究の題材にピッタリと、里山は考えます。子どもはもちろん、大人も楽しんで学ぶことが出来るのではないかと。
いくつか研究ポイントをあげてみました。
メダカの飼育水で学ぶ
買って来たメダカを自宅の水槽に移す時、何が必要だったか覚えていますか?
このブログでも取り上げましたが、他所から連れて来た水棲生物を水槽に放す際には「水合わせ」が必要となります。
水槽の水も、出来れば時間を置いたものを使います。汲み立ての水道水を直接使うことは、メダカにとって好ましくないからです。
併せてメダカの生態も簡単で良いので知っておきましょう。役に立ちます。
学べるポイント
メダカと水の関係を知ることで、多くの生物が協力し合って1つの環境を作っていることに気付けます。
また、メダカもヒトと変わらず、急な変化によるストレスには耐えられないことがわかります。
どうやったらメダカが生きていくのに相応しい環境が作れるのかを考える時、水のpHや水温の変動の仕組み、バクテリアとメダカとの関係などを自然と学ぶことになります。
水とメダカと世界―視点をずらして気付くモノ
飼い主がメダカの住む世界の創造主(神)です。
水、土、植物、他メダカたちが生きるために必要なものをどんどんと揃え、水槽という1つの環境を創造主は作り上げます。
メダカの飼育というミクロ視点から、自分を中心に視点をどんどんマクロにしていくと、どうでしょうか?
自分を含む全てが地球の一部であり、宇宙の一部です。
生きているのではなく「生かされている」のであって、自分のために生きているのではなく「誰かのために」生きているのかも知れませんよ?
メダカと光の関係から学ぶ
光はメダカにとって、とても大切なものです。
ここでのキーワードになるのが「ホルモン」です。
ホルモンは極微量で身体に様々な影響を及ぼします。もちろんヒトの生理機能にも、多くのホルモンが関与しています。
その分泌には光(太陽)が関係して来ます。
メダカからヒトを学ぶ?
ヒトとメダカは異なる種族なので、様々な点で違います。ですが、似ている部分もあるのです。
解剖生理の共通点を探って行けば、メダカだけではなくヒトについても、何時の間にか詳しくなっていると思います。
おわりに
メダカの飼育は簡単ですが、とても奥が深いのです。他、メンデルの法則にも触れたかったのですが、記事が長くなるので途中で〆ました。
どの程度まで知りたいかにもよりますが、掘り下げて行けば行く程、多くのことが学べます。時にフッとした気付きも得られます。
遊びの一環として学んでも良いですしね。
遊びは楽しいです。楽しいから学ぶし、学ぶと楽しくなるのです!メダカで夏を遊び倒しましょう!!
おまけのテスト(〇×問題)
(1)メダカは日陰で飼った方が大きく育つ
(2)メダカの繁殖に関係するのは温度のみである
(3)ヒレが大きい方がメスである
(4)緑化した水はメダカの飼育に向いていない
(5)メダカのオスはメスの体を見て興奮する
(6)メダカの体色はメンデルの法則に従う
(7)メダカには腎臓が無い
(8)オスの腹ビレを除去することで、交尾の成功率が上がる
(9)黒メダカから緋メダカは生まれない
(10)卵の孵化には光が重要であり、水温の影響は受けない
明日、答え合わせしますね。