あまりの暑さに眠れない里山です。
今年孵化させたメダカは6種。当初の計画通りのものとそうでないものがいますが、内訳は青幹之、極ブラック、紅白ラメ、白幹之、三色ラメ、金剛となります。
三色ラメと金剛は途中から家に来た子たちなので、産卵・孵化は他4種の後です。ですから、ここは省略。
それ以外の4種ですが、一番孵化が遅かったのが青幹之でした。諸事情により、採卵を一番最後に回したためです。
なんですが、その青幹之が一番最初に抱卵(産卵)をしました。
個体差によるものか、或いは飼育環境の差か?
やっと産卵出来そうな体型になって来た三色ラメを見つつ、不思議に思いました。
一番乗りのメダカ
青幹之の卵に気付いたのは、メダカを引っ越しさせた時でした。
随分と大きくなって来たので、孵化用に買って来た100均ボウルから、やや大きな場所へ移すことにしたのです。
際立って大きいのが青×青から生まれた白いメス。水草に付いた卵をそのままボウルに移しただけなので、卵の数は把握していません。
今回生まれた白個体はこの1匹だけですが、でかくなるのが早かったです。
――体も大きいしお腹も大きいから、そろそろ卵産みそうだな
そう思っていたら、既に産んでいました。
小さな卵から生まれたのは
移動の際、水草に付いていた卵は確保。
この暑さのせいか、採卵して数日の内に孵化したのですが、正常な個体は1匹も生まれませんでした。
全てCの字に体が曲がった個体ばかりで、すぐに死んでしまいました。
産み始めの卵は、やはり状態が芳しくないなと思います。
回を重ねる毎に状態が良くなって行くので、今だったら良い状態で孵化するかも知れません。
環境による差はあるか
孵化・育成段階の飼育環境は、後々の成長に大きく響きます。
今年の孵化は「親メダカの飼育水+ミジンコ」で挑戦しました。わざわざ付着糸を取り、水道水で管理するような面倒臭いことは一切しなかったのです。
スタートはどの卵たちもほぼ一緒。屋外なので外部的な要因もほぼ一緒。
成長には環境(容器の広さ、泳ぎ易さ)も影響しますが、一番は「個体差」じゃないかと感じています。
食事には個性が出る
大きくなりそうな素質という意味での差もありますが、里山が気になっているのは「個性」による差です。
やはりガツガツと積極的にエサを獲りに行く個体は、大きくなり易い。大きくなれば更に幅を利かせられるので、輪をかけてでかくなるという。
卵を産んでいた白幹之は、かなりエサに積極的。(笑)
よく食べる、よく動くメダカが大きくなるんだろうなぁ~という感じです。
自然発生の白幹之は特例
5月上旬に生まれたにも関わらず、未だに小さい白幹之は環境の影響が非常に大きい「例外」です。
泳ぐこともままならない「超」の付く過密状態で過ごしていました。
さすがに可哀想で水槽を2つにしたのですが、これを機に成長に差が出始めました。別水槽に移した少数が、みるみる内に大きくなり始めたのです。
今は水槽を統合し、広い45ℓたらいで遊泳中。
少しずつ大きくなっています。
おわりに
孵化させた順で行くのなら、そろそろ極ブラックや紅白の初抱卵が見られても良い頃です。ですが、その気配は今のところありません。
その後に生まれて来た三色ラメの方が早そうです。
同じように育てているんですけどね~。