メダカ大好き里山です。
「メダカの子どもが沢山死んでたんですけど、原因は何ですか?」と職場の方に聞かれました。何でも、家族の方が最近メダカ飼育を始めたのだとか。
正直、「知るかw」って感じですね。
冬の間に落ちてしまうメダカもいるのに、何を思って稚魚を購入したのか、そっちの方が疑問です。
今回は自分の体験、人から聞いた体験をもとに、「初心者はやらないほうが良いな。」と思った事柄をまとめてみました。
やってはいけない!飼育経験ゼロでの大量飼育
まったく水生生物の飼育をしたこともないのに、最初から大量飼育は危険です。
メダカは「飼育が簡単」と言われますが、簡単と言われる割に死なせている人が多いのが現状です。ブログ記事でも飼育に関する事柄は多いですよね。初心者にはわからないことだらけ、失敗することだらけということです。
先ずは少数を飼って様子を見る
繁殖に必要な最低限の数を10匹前後とします。この10匹を1ヶ月間死なせないことを目標に飼育をしてみてください。
簡単なようで、初心者には案外難しいです。
・水合わせに失敗し、導入時に死亡
・生物ろ過が間に合わず、数日間で死亡
・弱っている個体に気づかず、数日後に死亡
と、こんな感じでバタバタと死なせてしまう可能性があります。飼い主自身が少しずつ飼育に慣れることが必要です。
やってはいけない!アイテムの買い過ぎ
メダカの飼育は、極端な話、容器と水があれば可能です。
容器も高いガラス水槽を買う必要は無く、プラケースやバケツで十分です。最初からあれもこれも揃え、飼育を始めたが即メダカが全滅……ということは実際に有り得ます。設備に投資する=それだけ意気込んでいるというのはわかりますが、ちょっと落ち着いてアイテムを購入するようにしましょう。
慣れて来たら徐々にグレードアップです。最初から完結しようとするから失敗します。
最終的に1匹しか残らなかった水槽
メダカではありませんが、海水魚飼育をしていた身内の話です。
買って来たのは数万円の大型水槽。それにろ過装置、底砂、海水の元、サンゴ、生体(魚、エビ)とエサ、それを載せる台。海水魚飼育を始めるのに安いのか高いのかはわかりませんが、ざっと計算して8万近く投資していました。
飼育が始まって数日、生体が死に始めました。
飼育初心者にきちんと原因が特定出来るわけでもなく、パタパタ落ちていきます。それでもしばらくは頑張って飼育していたようですが、最終的に見向きもしなくなり、最後の一匹が死んだのを期に水槽は撤去されました。
この話のポイント
最初はやる気満々で投資 → 最終的には見向きもしなくなった=無関心になってしまったというところに注目して欲しいです。
メダカ飼育を始めるにあたり、「自分だけの色を作るんだ!!」と意気込む人は多いかと。ですが、実際に始めてみると思い描いた通りに行かないことが多々あります。ハマらずに飽きてしまうこともあります。
結果、飼育を止めてしまいます。
勢いで何でもかんでも買い込まず、最低限必要な物だけを買い揃え、メダカと付き合ってみてください。その方がお財布に優しいですし、飼育が続けられそうかわかってきます。浮いたお金を他の楽しみに使えます。
情報発信で物がやって来る?
私の一番初めの投資は、プラケース購入とエサ代の約1000円でした。ヒメダカは頂き物。
その後やって来た幹之メダカ(5)、コスモメダカ(10)、ともに頂き物です。買ったらそれなりのお値段なんでしょうが、メダカ好きのおっさんがくれました。おっさん有り難う。
自分から「メダカ好きだよ!」と情報を発していると、意外なところから物がやって来るかも?
やってはいけない!冬の生体購入
メダカは冬眠をする生物です。基本、寒い間はじっとしています。
販売店の水槽は一定の水温に保たれているため、メダカは四季に関係なく活発に動いています。これと同じ状況を自宅で再現出来るのなら、冬の生体購入は問題ありません。
ですが、異なるのなら購入は暖かくなるまで見送ります。ヒーターによる加温無しの水槽に買って来たメダカを投入した場合、下手をすると死んでしまいます。
飼育に慣れるまでは春~夏にかけて(ちょうどホームセンターなどにメダカグッズが増える時期)にメダカを購入する方が無難です。水温が著しく下がったり、メダカの活動が鈍ることがあまり無いからです。
わざわざ移動の難しい時期に購入する必要はありません。
おわりに
・最初からメダカを大量に購入しない
・最初から多くのメダカ関連商品を買わない
・最初から難しいことをやろうとしない
この3つ、大事です。
以前記事にもしたのですが、初心者はあまりゴチャゴチャしない方が良いんです。
身近でも飼育が上手くいっている人は、程好くほったらかしにしています。飼育容器も水槽ではなく、割れを塞いだ壷、スイレン鉢、藻だらけのプラケース、100均のゴミ箱などと適当です。
失敗している人は、販売店で飼育セット一式を購入したり、初期投資をドンとして高価なメダカを購入しています。あれこれしっかりとやり過ぎた結果、残念なことに……。
焦らず、のんびりいきましょ~。