メダカを初めて繁殖させる人へ。失敗はありません!本格的な産卵シーズン突入に向けての心構え。

確保した幹之の卵を予定数孵化させた里山です。

日照時間の延長と気温(水温)の上昇。メダカを飼育している家では、次々と卵が生まれていることと思います。

メダカの孵化は比較的容易であり、初心者でも楽しんで取り組むことが出来ます。

「孵化しなかったらどうしよう?」と不安になることも、「絶対に成功させるゾ!」と意気込む必要もありません。自然体でメダカたちとお話してみませんか?

まずは採卵からスタートです。

メダカの卵を確保する

メダカの繁殖は光に依存しています。日照時間が長くなることで産卵に適した身体になるようになっています。

メダカ講座まとめ(1) メダカ大好き里山です。 メダカの繁殖には光が大きく関係しています。繁殖に必要とさ...

日照時間が長くなる春~夏にかけては毎日のように卵を産みますから、採卵出来ないということはほぼありません。

産卵しない時もある

水槽が日陰に置かれている、充分なエサを与えていない、雌雄でペアが作れないなどという時は、日照時間と水温の条件が満たされていても産卵しません。

水槽が日陰にあると

繁殖に関係するホルモンの分泌が不十分となります。成長も芳しくありません。

ヒトの身体が微量のホルモンで調整されているように、メダカの身体もまたホルモンによって種々の調整が行われています。水槽は日当たりの良い場所へ置くようにして下さい。

飢餓状態で繁殖は無理

卵を産むにはそれだけ栄養が必要になって来ます。自身の生命を維持するのに精一杯では、繁殖どころではありませんよね。

繁殖行動を行えるよう、しっかりとエサを与えておきます。

相手があってこその行動

メダカは雌雄のペアで生殖行動を行います。きちんとカップリングは出来ていますか?

卵を焦って採る必要は無い

我が家のメダカが卵を産み始めたのは4月上旬です。地域差も出ますが、だいたい春から産卵し始め、初秋に向けて終息していきます。

ということは、約4~5ヶ月は採卵のチャンスがあるということです。

初めての抱卵を目の当たりにすると、その卵が欲しくなってしまいますよね。

ですが、焦らずとも日照、気温ともに落ち着いてこればいくらでも卵を産んでくれます。寒暖差が小さく、夜温が落ち着いて来た頃に採卵する方が、初心者には良いのではないかな?と思います。水温が低いと卵の発育が良くないためです。

卵の採り方

水草を浮かせておけば、それにメスが産み付けてくれます。水面に浮かんでいて取り出し易いことから、ホテイアオイがオススメです。

朝方卵を抱えたメスは、だいたい昼までには水草の根に卵を産みつけます。頃合を見計らい、ホテイアオイを水槽から取り出し、注意深く根を探ってみて下さい。透明な卵がぽつぽつとくっ付いているはずです。

マツモやアナカリス、カボンバでも問題ありませんが、水から取り出す手間、卵を見つけ辛いことからオススメとは言えません。(完全放置による自然繁殖なら話は別)

有精卵は摘んでもOK

メダカの卵は受精後に硬くなる性質があります。ヒトが指先で軽く摘んだ程度では潰れたりしません。安心して採卵して下さい。

卵の周りには付着糸がついているので、取れる範囲で取り卵を1つずつバラバラにしておきます。これは後々の管理がし易いように「しておくと良いよ」というだけなので、面倒ならしなくても大丈夫です。

うまく採卵出来ない時は

採卵出来なかった理由は何でしょうか?

産み付けられる場所が無い

水草も産卵床もない水槽では、メスが卵を何処に落としてくるかわかりません。水底をさらうなどして探さねばいけなくなります。

効率良く採卵は出来ません。

「卵が欲しいな」と思ったら、水草か産卵床を準備しましょう。

夕方に卵が無くなっていた

親メダカが食べてしまった可能性が大です。

産み落とされた瞬間から、卵は良質のエサへと変わります。活性の上がっているメダカたちは、卵をぱくぱくと食べてしまいます。

産卵床を工夫し、親メダカに食べられないようにしましょう。

失敗はありません

前述しましたが、メダカの繁殖シーズンは数ヶ月に及びます。(多少の浮き沈みはありますが、春~夏は継続的に採卵が出来る時期です。)

初めての採卵が上手くいかなくても、必ず次のチャンスがあります。

「失敗したな」と思った部分を改善すれば、成功のチャンスがぐっと上がります。採卵後の孵化~育成期間も同じですね、何度も挑戦していればコツのようなものが掴めてきます。

飼育の腕は上達するんです。

沢山卵を産んでくれるメダカたちに感謝し、どんどん挑戦してみて下さい。

次回、続きを書いていきます。