暑さに負けることなく、ご飯は一杯食べる里山です。
日没が随分と早くなりましたね。「何となく」ではなく、体感出来るレベルです。日中の暑さは厳しくとも、朝夕は秋の気配が漂い始めています。
メダカたちのサイクルも切り替わり始める頃ではないでしょうか。卵を入手するなら今がラストチャンスですかね。
日没が早くなったことに合わせて、エサやりの時間も少しずつ変えていく時分かな?と思います。
メダカも寝る
水槽内をすい~っと気持ち良く泳いでいるメダカたちも、夜になれば眠ります。
眠っている時はふわふわと水底を漂うような感じで、泳いでいるようには見えません。近くで物音を立てたり、明かりを点したりすると、「ハッ!」としたように動き出します。
ヒトのように鼾をかく、寝返りを打つなどはしませんが、メダカもきちんと眠る(休む)のです。
就寝前にドカ食いすると
寝る前にお腹一杯食べ過ぎて、翌朝気分が悪かった、体が重だるかったという経験はありませんか?
満腹のまま眠ると、胃腸だけではなく内臓全体に負担がかかります。また、しっかりと眠ることも出来ません。
お腹一杯で横になると、何とも幸せな気分になれますが、体には良く無いのです。
メダカのエサと日没
道具で生活のリズムをコントロール出来るヒトと違い、メダカたちは太陽のサイクルで生きています。夜明けと共に活動が活発になり、日没後は次第に休息モードへと移行していきます。
日没が早まっているのに、日が長かった頃と同じようにエサを与えると、消化管にビッチリと物が貯まった状態で眠ることになります。
なるべくなら、日が落ちる前に夕飯をあげましょう。
メダカはヒトのようにしっかりとした内臓機能を有していません。寝る前に消化の悪そうなエサ(活餌など)は与えず、消化の良いものを微量ずつあげるのが良いかも。
メダカと暦
里山宅のメダカたちは4月に卵を産み始めました。GW過ぎから6月にかけてがピークで、7月からはあまり卵を産まなくなっています。
太陽(天体)との関係でしょうか?
春~秋にかけて、メダカに関係があるであろう節気などを見て行きましょう。
春分の日
3月20日か21日頃のいずれか1日です。
春分の日そのものがメダカと関係が深いわけではなく、1つの目安となる日です。この頃には昼の方が長くなっています。
つまり、日照時間が長くなっているということです。
立夏
5月のGW頃になります。
春分の日と秋分の日の中間ぐらいで、暦の上では夏の始まりとされます。この日から立秋の前日までが夏季とされます。
メダカたちの産卵が活発になる頃ですね。
夏至
6月20日頃です。
北半球では昼が最も長くなる日です。(=夜が短い)
最も長いということは、「それ以上長くはならないよ」ということでもあります。この時分を境に、日は少しずつ短くなって行きます。
立秋
8月7日頃のことです。
夏至と秋分の中間にあたり、初めて秋の気配が現れて来るとされています。
メダカたちが大人しくしている時間が増えました。卵の量も少ないですし、エサもそこまでがっつきません。夕飯の時間、量は調整が要りますね。
暦とメダカ
無理矢理に結び付ける必要はありませんが、メダカの行動と暦を照らし合わせていくのも、なかなか楽しいものです。
生物が太陽(天体)のサイクルと連動しているのが、ぼんやりとながら見えるようです。
おわりに
メダカたちの活動のピークは過ぎ、次第にエサの量も減り、冬に向けて大人しくなっていくかと思います。
それに伴い、水質や水草の状態も変わっていくことでしょう。
エサやりの加減を変えながら、メダカたちの日々の変化に気付いていけたらなぁと思います。