今日もメダカ三昧、里山です。
目に見えてチビ助たちが大きくなってきました。体色の特徴が未だ現れてはいませんが、大きさは孵化時の2倍くらいになっています。
胴回りも太くなり、随分と逞しくなりました。
合わせてエサも変え始めています。
本当はミジンコが使えると良いのですが、繁殖にちょっと苦戦しております。小瓶に湧かせたのが奇跡に思えるぐらいの不良振り。
今回はエサのお話です。
稚魚の口とエサの大きさ
エサのサイズと稚魚の成長に関係があると、里山オススメのメダカ屋・猫飯さんのブログ記事で発見しました。(→該当記事へ)
人工飼料は常にメダカの口の大きさいっぱいにしていた方が、メダカが早く大きくなるそうです。
成程と思った仕組み
口の大きさ一杯のエサを食べようと思うと、顎を大きく開く(そこから閉じる)という動きをする必要があります。
小さなエサを食べる時よりも、かなり顎を使うことになるのです。
大きく顎を動かしエサを食べることは、筋トレでもあります。メダカたちは自然と頭部の筋肉を鍛えられているんですね。
筋力の強さは大きさに比例します。筋肉は骨に付着していますから、大きくなろうと思うと骨も頑丈で大きくなければいけません。筋運動で伝わる刺激で、骨の成長も促されることになります。
骨粗しょう症の予防に筋トレが有効なのも頷けますよね。(→参考サイトへ)
顎を動かす筋肉は頭にびっちり
自分のコメカミに指をあて、顎を動かしてみて下さい。筋肉が動いているのがわかりますから。
それ以外にも顎を動かす筋肉は、頭部のあちこちに付いています。メダカもヒトと一緒で、顎に関係する筋が幾つもあります。
岩松先生のメダカ専門書「メダカ学全書」の解剖図で確認しましたが、顎の運動や飲み込みに使用する筋肉が、小さなメダカの頭部にびっちり付いていました。
よく食べて、よく動き、よく眠る
――顎をよく使って頭部を鍛え、水槽内を泳ぎ回って体を鍛える
メダカを大きく育てようと思ったら、エサと水槽の大きさに工夫が必要なことがわかりますね。
体を作る素=良質のエサも当然要ります。各種ホルモンの働きも必須です。ホルモン分泌促進のために、沢山の光が要ります。
もちろん休ませることも大切です。休んでいる間は体の内部で様々な変化が起きています。トレーニングと休息はワンセットなのです。
ヒトとよく似ていると思いませんか?
おわりに
メダカの成長に顎の運動は欠かせないのですね。記事をまとめていて納得しました。
孵化時は粉末状のエサを与えていましたが、大きくなってきた今は、小さな粒も混ぜています。乾燥アカムシを細かくしたものもたまに与えていますが、食い付く様は成魚と変わりなく、捕食者としての一面を見せてくれます。
里山宅で一番大きなメダカは、頂戴した紅白です。つまり、売り物(プロの飼育)です。それと同じか、それ以上に大きく育てるのをひとつの目標にすることとします。
大きくするゾ!