モンガーのうんこにもめげない里山です。
さてさて、先日の猫フェスのお土産メダカ。
記事タイトルまま、中身は病気のメダカです。
仕事が終わると、店長夫婦は決まって「欲しいメダカを好きなだけ持って行って良いよ」と言ってくれます。普通に売られている良メダカです。買えば1匹何千円、量をもらえば何万円にもなるメダカです。
ですが、毎回その申し出を断り、変なモノをもらって来るのが里山です。(笑)
今回の「病気メダカ」も変なモノ。普通はわざわざもらわないと言われました。
でも、里山はそれが欲しかったので良いのです。
2匹の病気メダカ
もらったメダカは2匹。病気は病気でも、それぞれ病気のタイプが異なります。
アルビノ幹之
メダカ掬いでお客さんが掬って来たものです。白い体に尾の赤が映え、一瞬ですが「珍しい柄だな」と目を奪われました。
――だが、しかし。
よく見れば、それは内出血の痕。何かに挟まれた様子です。傷口の周りにはカビのような綿が付着していました。尾が傷付き、そこから菌が入り込んだと思われます。
お客さんには元気なメダカを渡し、病気メダカは塩浴をすることに。
何となく気になって、結局もらって来てしまいました。
東天紅半月
数多くある飼育桶の中でも、その存在は異質でした。
1匹のメダカの背中が、完全に水から出ていたのです。「コレは何なんだ?!」と、すぐにカメラに収めました。
弱って漂っている風ではなく、泳ぎ方は力強いです。潜る動作も見せ、実際に潜りもするのですが、すぐにぷか~っと浮いてしまいます。
よく見れば、背中には何か出来物が。
仕事の合間に店長に問うたところ、「病気だよ」との答え。お腹が膨らんでいるから、腹水か何かが溜まっているかも知れないとのことでした。
普通なら、「ああ、そうなんだ」とここで終わるのでしょうが、里山は違いました。(変態だからね)
「この病気のメダカ、ください!」
里山の発言に店長は少々困ったようでしたが、次の瞬間には「好きにして良いよ」と一言。今回で猫飯に行くのは3回目になるのかな?一番欲しいと思ったメダカかも知れません。
本当は凄いメダカ
閉店近くなった頃、店長が教えてくれました。「あのメダカ、すごいメダカなんだよ」と。一緒になって、店頭に並べられていた水槽を見に行けば……
里山のもらったメダカは、病気になってる時点で商品価値はゼロ。乱暴な言い方をすれば「ゴミ」です。でも、そんなことどうでも良かったです。
珍しいメダカが手に入って良かったなと、それだけ。
おわりに
別に変な趣味があって病気のメダカを欲しがったわけじゃありません。理由は幾つかあります。
・ブログを通じて情報を発信している立場である
・メダカの病気に関する知識と経験を得たい
・助けられるなら助けてあげたい
などなど。
病気メダカの様子は、追って報告します。その情報が、いつか誰かの役に立つかも知れませんからね。
ただ、病気を治す云々以前の問題で、明日まで生きられるかどうか……。アルビノ幹之の水から、異常な生臭さが漂っています。具合が良くないのです。
明日の朝、果たして……?