マツモが苦手な里山です。
初心者にオススメな水草として名前があがるものに、「マツモ」「ホテイアオイ」「アナカリス」などがあります。
今までメダカも金魚も飼育したことが無いという人に勧めたいのは、間違い無くホテイアオイです。ホテイアオイ以外考えられません。
――何故か?
理由を述べていきます。
夏の最強水草ホテイアオイ
実を言うと、里山はマツモを増やせた試しがありません。
購入して1~2ヶ月は持つのですが、メダカにバラバラにされたり、枯れて(溶けて)しまったりと、一度たりとも栽培が上手く行ったことが無いのです。
部分部分で越冬し、長く持つ部位もあるのですけどね。マツモジャングルなんて夢のまた夢です。
それに比べホテイアオイは放っておいても増える増える。特別なメンテも要せず、ただ水槽に浮かべておくだけ。産卵床としても非常に優秀で、最高の水草だと思います。
メンテ要らず
特別なメンテが要りません。水槽に浮かせておけばOKで、初心者でも管理が簡単です。
勝手に増える
ホテイアオイはランナーを出し勝手に増えて行きます。何もせずとも増えてくれるので、買い足す手間がかかりません。
産卵床の役目も果たす
根の部分にメダカが卵を産み付けます。天然の産卵床として活躍が期待出来ます。
価格が安い
1個100円前後です。
夏以外は使え無い
ホテイアオイは外来性の植物です。日本の冬には耐えることが出来ず、秋には茶色くなり枯れ始めます。
防風と保温で越冬可能。工夫次第では冬を乗り切ることが出来ます。強い光を好むため、室内に移した場合は光を一定量確保出来無いと枯れてしまいます。
マツモは残念な結果に
里山宅ではマツモの育成が上手くいったことは、ただの一度もありません。買って来て水槽に浮かべている内に、次第にバラバラになり、やがて枯れます。
購入先と自宅の水質が合わない?
夏でも冬でも、買って来たマツモはほぼ枯れてしまいます。メダカにバラバラにされてしまうのも理由の1つですが、それだけではありません。
夏は溶けるように枯れ、冬は白くなって枯れます。
自分でも何故こうなってしまうのか知りたくて、webを彷徨っていた時のこと。とあるサイトでは、「マツモがすぐジャングルになる」「バケツ一杯捨てた」などの文章が書き込まれていました。
「え?何でそんなこと出来るの?どうやったらそうなるの?」
正直な里山の感想です。
ホテイアオイの気軽さを考えると、マツモは……(黙)となってしまいます。
あくまで里山の場合はそうだと言うだけで、他の方がどうかは知りません。繰り返しになりますが、里山はマツモをうまく栽培出来ませんでした。ホテイアオイの方が何十、何百倍と楽に栽培出来ます。
アナカリスも溶けた
近所のホームセンターで買って来たアナカリスも、とろんとろんに溶けて枯れてしまいました。
兆候としては、葉の色が抜けて白っぽくなったのが確認出来ました。藻も生え易く、葉を覆うように藻が繁殖し、ぼわぼわとした塊のようになります。
しかし、ここからがすごいところ。
確かにアナカリスは溶けてしまいました。が、それは本体(?)のみ。新芽は違いました。
新芽は青々とし、葉も強くしっかりしています。藻が生えることもありません。
そう、新芽は環境に適応してくれたのです。
新芽を育てろ
溶けた本体はメンテして破棄。購入時よりも全体的なボリュームはかなり小さくなりますが、きちんと生き残ります。
生き残りはとても丈夫で、水質の変化や水温変化にも強い!
マツモと比べると環境に対する適応能力が高いのでは?と感じました。
おわりに
初心者にオススメするなら、1位はホテイアオイです。これ以外考えられません。水質浄化にも繁殖にも使える、コスパの高い水草です。
夏以外では使えませんが、夏だけでも充分です。
マツモはいまいち掴み切れません。一部では「マツモ神」とも呼ばれているそうですが、毎回枯らす里山にはわかりません。
もしマツモを買うならアナカリスですね。
3種ともそう高い水草ではないので、実際に買って試験するのも良いかも知れません。
コメント
PH5.5からマツモは溶けます。