ヒレに特徴のあるメダカでは無いのに、ヒレが変化して来ました。遺伝子に秘密がある?同じ親から生まれたメダカの違った特徴。

ゆで卵が大好きな里山です。

同じ親(青幹之)から生まれた青幹之と白幹之。体色以外にも個体差と言うか、特徴が出て来ました。

白個体の一部のオスのヒレが変化しているのです。

ロングフィンとまでは行きませんが、通常個体とは形が違っています。先端部がギザギザとした感じで、上から見ても「おや?」と思う程です。

青個体には無い何かが、そうさせているのでしょうか。

遺伝子上に乗った情報

↓背ビレと腹ビレが全体的にギザギザとし、背ビレの一部分が長くなっています。

ヒレの先端が長くなる特徴は、白個体にしか発現していません。体色を左右する遺伝子上に、何かヒレに関する情報が乗っている(連鎖している)のでしょうか?

白個体だけの特徴とするなら

もしも「白個体のみの特徴」とするなら、劣性遺伝子bと一緒にヒレに関する情報が乗っていたことになります。

ちょっと整理してみると……

・青個体(BbrrもしくはBBrr)には発現していない

・白個体(bbrr)には発現している

・上記から、2色に共通しているrにはヒレを長くする情報が無い

・Bを持っている青個体に発現していないことから、bに乗っている情報が疑わしい

・bbとなった時に発現することから、b上にある遺伝子もまた劣性

こんな感じ。

仮にB+とb-とします。Bやbの後にくっ付いている+-がヒレに関する情報です。今回の場合だと+は普通のヒレ、-はギザギザのヒレとなります。

B+はb-に対し優性です。Bを持っている青個体(BBrr、Bbrr)にはヒレの変化が発生しないということです。

オスのみになるともっと複雑?

白個体ではなく、「白個体のオスのみ」となると話はもっと複雑化。性染色体が絡んでくるからです。

ただ、こうなると体色との関連(遺伝子の連鎖説)が消えます。メダカの体色に関する情報は、常染色体にあるからです。

鍵は親となったメダカの組み合わせです。

どの組み合わせでどんな色が出現し、どういった特徴が次世代に引き継がれたかというのを調べていくと、何となく答えが見えて来ます。

品種改良と遺伝子

里山の推測が合っているかどうかはさておき(多分間違ってるので突っ込まんでね)、品種改良というのは、上記のようなことをトコトン追求していく行為です。

遺伝子に関する勉強が捗りますよ。(→参考:細胞の生物学・遺伝の法則

おわりに

偶然生まれて来た白のヒレ変化君ですが、今季は繁殖予定がありません。次世代に興味はそそられるのですが、何分飼育場所がありませんので……。

今現在売られているヒレ長系統も、最初の1匹はこんな風に偶然発見されたんでしょうね。

それにしても面白いですね。

里山が頂戴して来たのは、一般的な青幹之でした。普通種体型の普通の青幹之です。その卵から白が生まれ、且つ、ヒレ変化のある個体が生まれたという。

こういった部分もメダカ繁殖の楽しみの1つでしょう。