風呂から上がって即汗まみれ、酸っぱいニオイの気になる里山です。
夏の水槽は色々元気ですね。メダカも大きくなりましたが、水草もわっさわさになりました。
3株だけ購入したホテイアオイから、一体どれだけの子株が回収出来たんだろう?本当によく増えてくれます。
さて、増える、育つが良いことばかりとは限らず。
伸び伸びになった根のせいで、メダカたちの遊泳スペースが狭められています。一度ホテイアオイのメンテナンスをすることに。
――おお、そうだ!ついでに卵を回収しよう。
メンテついでにメダカの卵の回収を思い立ち、早速器を準備。卵を回収するターゲットは最初から決まっていました。というか、そのメダカの卵以外興味ナシ。
さてさて……。
金剛から出た何か
里山がターゲットに決めたのは、金剛メダカの卵から孵化した謎メダカです。
金剛の産んだ卵から生まれたメダカなのですが、固定率の問題を踏まえ金剛メダカとは呼ばずに「謎メダカ」と呼ばせてもらっているのです。
血筋だけ見れば金剛なのですが、見た目が金剛と言えるのか判断出来ませんからね。
大小の謎メダカ
メダカあるあるですが、育ち方に差が出ました。
大きくなった群は既に繁殖能力を有し、卵を産んでいます。未だ小さい群の個体は体長が1センチ程度で、ヒレや鱗も発展途上の様子。日に日に大きくなっているのですが、先に大きくなった群と兄弟とは思えない差がついています。
メダカの成長と日照
日除け代わりに浮かべてあったホテイアオイの根には、しっかりと卵が付いていました。
雌雄の確認をしていないので、どの個体が産んだ卵かはわかっていません。小粒の卵なのですが、早くも目の入っているものも見られました。
無事に生まれて来るでしょうか?
生育への不安
既に8月も上旬が終わろうとしています。連日の暑さでずっと夏が続くような錯覚に陥りますが、秋への変化は確実に起きています。
一番の変化は日照時間の変化です。
わかり易い変化であると同時に、メダカ飼育に大きく影響する変化です。試しに里山が住む地域の日の出と日の入りを見てみましょう。比較するのは1ヶ月前の今日、7月9日です。(→参考:日の出と日の入りの時間)
8月9日 日の出 5:07:20 日の入 18:48:31
7月9日 日の出 4:45:29 日の入 19:09:40
どうですか?数字にして見るとわかり易いですよね。確実に日が短くなって来ています。
メダカの産卵や成長には光が欠かせません。日が短くなって行く8月の孵化は要注意で、仕上げの状態が悪いと体が小さなままで冬を越すことになります。
大きい個体が丈夫とは限りませんが、小さい個体(若個体)が成魚より丈夫かと言ったら、決してそのようなことは無いのでは?と思います。
気になるメダカの卵だったので、つい採卵してしまいましたが……。
どうなるやら?
おわりに
連日の暑さに夏がずっと続くように思ってしまいがちなのですが、盆が過ぎる頃には秋の気配が強まり、やがて夏は終わるのです。
気温が高いからと言って、日照が長いままなのではありません。
それに今年の冬は、何やら怪しげな気配がしませんか?
暖冬なのか、或いは……?
今夏の暑さにラニーニャは関係していないようですが、秋にエルニーニョが発生する確率は50%程なのだとか。(→参考:気象庁・エルニーニョ監視速報)
今からメダカの孵化・育成をするのなら、気象変化の先読みが必要かも知れません。
今年は台風もおかしな方向からやって来ています。今頃になって採卵して良かったんかなぁ~。