ミジンコとおたまに癒しを求める里山です。
極ブラックの水槽にイケメン青幹之を入れたのは昨日の記事の通り。
採卵の予定はありませんが、同じ幹之の系統の方が良かろうと、残されたメスたちに見繕った相手です。
入れた後、「上手くやっていけるかな?」としばし様子を見ていました。
最初は新たなオスにびっくりしていたメスも、程無くして仲間という認識が生まれたようです。すぐに一緒に泳ぐようになりました。
4匹揃って泳ぐ姿を見て里山はこう思いました。
「青幹之と見分けがつかない黒幹之って何?」
黒に見えない黒?
メダカの体色は入れている器で左右されます。保護色に違いが出るからです。
里山のように明るい色の器でメダカを泳がせても、その色は映えません。
――それにしても、全然黒くないよね。
新たに投入した青幹之と大して変わらぬ色を醸し出す極ブラックに、里山はちょっとした疑念を抱きました。
アイキャッチ写真は極ブラックと青幹之の混泳です。見分け、付きます?
最初の出会い
思えば、出会った時から極ブラックはブラックという名の割りに黒くありませんでした。
そのことは自身が描いたイラストが証明しています。
緑色をしているでしょう?
確かに青幹之と違った色をしていましたが、それを「黒だ」とは思った記憶はありません。
初めての品種だったので、どういったものが上物なのかもわからず今日まで来てしまいましたが……。
愛好家の方たちがブログに載せている写真と里山宅の極ブラックを見比べると、ちょっと気持ちが凹みますね。黒容器と白っぽい容器、どちらで泳がせているかの差というのもありますが、やはり里山の飼ってる子たちは黒いとは思えないなぁ。
黒幹之の特徴とは
詳細が事細かに書かれた資料はありませんでした。愛好家たちのブログを複数読んでみたところ、以下のことが特徴として書かれていました。
・緑がかった金色の光
・体色が黒い
・体外光が銀色
体外光が「緑がかった金」と「銀」の2つ書かれています。「おや?」となる点ですが、人それぞれ表現が違うのかなと。
ともあれ、やはり「黒」というのが大切なようです。名にブラックとついているのに、黒を感じさせる要素が無いのはオカシイですからね。
黒の幹之は生まれない?
幹之の「黒」というのは、より黒色素胞の影響が強い個体群を指しているようです。
黒幹之の交配で青個体が生まれる場合がある(先祖返り?)との情報から、青幹之の中で黒く見える個体を突き詰めていったものでは?と考えられます。
品種として確立するため何度も黒の強い個体同士で掛け合わせをしていますから、元々が青であったとしても、それは既に違うものと言えます。
黒は生まれるか
体外光は緑のような金でありつつ、黒味の薄い里山宅の極ブラックたち。次世代で「これぞ黒!」と思えるような個体が出て来るでしょうか?
残された卵の数は決まっています。
果たして、黒いと思える個体は出て来るでしょうか?
おわりに
メダカブログを読んでいた時のこと。全然黒くない極ブラックを、極ブラックと思っている方がいるとかいないとか書かれた記事を発見しました。
黒と言っている以上、黒くないとダメなんです。青はハジキ組なのです。
飼育者の選別眼が問われる時です。
今のところ稚魚は黒く見えるけど、青幹之の時と同じで青の濃い系と薄い系に分かれていくことと思います。
色の濃い、黒く見える個体を選別せねば!