ヒレナガニアンの卵観察が日課の里山です。
昨日のこと。屋外水槽を覗いたところ、1匹のメダカが浮いていました。夜中の間に☆になったようです。随分と水温が下がっていたせいか、とても綺麗な亡骸でした。
他のメダカたちにも異変が無いか見て回ったところ、三色ラメの水槽で怪しい動きをしているメダカを発見しました。
ぱっと見た感じ、ただ藻に隠れて寒さを凌いでいるように見えました。しかし、何かが変です。他のメダカたちとは違う動きに、少しだけ刺激してみれば……???
力無く沈むメダカ
三色ラメの水槽で一番元気なのは、未だ小さな個体群です。成魚が下に潜って姿を見せないのとは違い、人影が見えると水面にエサを強請りに来ます。
冬越しするにあたり、なるべく体力を付けておきたいのでしょうか。(弱ったメダカ撮影中に横切られました。元気チビ↓)
その中にあって、やや大人しい個体を見つけました。バナナプラントの鉢に生えた藻に隠れ、じっとしています。あまりにも動きが無く、死んでいるのかと思いましたが、尾を動かしたことから生きていることがわかりました。
――でも、何か変だなぁ。
他のチビ個体たちより、明らかに元気が無い。下に潜んでいる成魚たちとも動き方が違います。
少し指先で体を刺激をしてみました。すると、そのメダカは少しだけ泳ぎ、頭から底へと沈んで行きました。
すぐさま救助活動開始です。
見た目に異常は無かったが
病気の有無を確認するため、カップに掬って四方八方からメダカを観察しました。特に異常らしい所見は見当たりませんが、かなり弱っているようでした。
泳いだかと思えば停止、死んだように浮き、また動く。その繰り返しをするメダカの姿に、「ああ、じきに死んでしまうな」と感じました。
室内に移動させ経過を見ることにするも、1時間も経たない内に逝ってしまいました。
原因は何か
単純に、寒さに耐えれなかったのだろうと思います。ここ数日で急に気温が下がった影響もあると考えています。
12月7日(金)の気温を見ると、最高16.4℃/最低11.6℃です。それが翌日からどんどんと下がり、9日(日)には最高9.3℃/最低3.1℃になっています。本日、10日は強い寒気の影響で、1月上旬並みを記録しています。(※愛知西部)
メダカは冬の寒さにも耐えることが出来る生物です。しかし、昨今の気象事情で冬が越し難くなっているかも知れないなと思いました。
おわりに
徐々に寒くなって行くのと、いきなり寒くなるのでは全然違います。
服を着る、暖を取るなどヒトのように寒さを凌ぐ術を持たない生物たちにとって、急激な気温低下は命に関わります。
基本的にメダカ水槽は冬も屋外放置で、特に対策をしていません。が、今後の気象状況によっては、何時か対策が必要になって行くのかも知れないですね。