ミジンコ養殖に燃える(萌える)里山です。
12月2日に来たチビ助たちですが、孵化後3週間が経過し、随分と逞しくなって来ました。卵を購入した際、50%の生存率と聞いていたのですが、今のところ順調です。
最初はバタバタと死んでしまい焦りましたが、それ以来1匹も死んでいません。
初めて冬飼育をするにあたり、戸惑ったことは何点かあります。中でも足し水にはけっこう戸惑いました。
今では何でもない作業なんですが、ここが上手く行くかどうかは1つのポイントじゃないかと思うのです。
飼育水って本当に大事です。足し水に関して工夫したことを書きます。
バクテリアと稚魚
十分な期間を置き作られた飼育水の中には沢山のバクテリアがいます。メダカにとって無くてはならない存在です。
初期の水槽には、バクテリアはほぼいません。
カルキ抜きしただけの水道水から飼育水を作るのは、かなりの時間を要する作業です。(約2ヶ月程らしいです。冬のような気温が低い時期はもっと?)
これを短縮し、稚魚が住み易い水にするため、屋外水槽から水を頂戴しました。屋外水槽のメダカたちが作った飼育水です。
スタート時に混ぜて、後は足して
カルキ抜きした水道水に種水として屋外水槽の水を混ぜました。混ぜた状態でブクブクを作動、ヒーターの熱を循環させながら水を作りました。
足し水にも屋外水槽の水を使っています。
この作業はメダカが成長しきれば必要なくなるので、何れはカルキ抜きした水道水を足し水に使うことになります。
足し水は温めてから足す
ヒーターで加温している水槽の水と、冬場に放置してある水とでは、水温が確実に20℃前後は違います。
そんな冷たい水は足し水に向きません。水温が下がりますし、メダカたちが驚いてしまいます。
当たり前のことに思えて、案外と気付かないものなんですよ?
何の予備知識も無いメダカ初心者は、夏と同じ感覚で足し水をやってしまう可能性大。足し水は水槽の水と同じくらいの温度にしておくことが大切です。
保温中に一工夫
里山は足し水を保温しつつストックしています。
更には、保温中の足し水でミジンコを育てています。水槽に水を足すと同時に、ミジンコが供給される仕組みですね。
あくまで足し水として使うものなので、水の中にミジンコのエサは入れません。
ただの飼育水による繁殖なので、爆発的に数は増えませんが、それでも数日で2~3匹が50匹前後になります。
足し水をした後、すぐにチビ助たちの狩りが始まります。見てて気持ち良くなるくらい、ミジンコをパクパクと食べてくれます。
食べ残しがあっても生餌なので問題ありません。
おわりに
屋外水槽の水を使わず、水道水のみで飼育をしていたら、ここまで順調に来れたかわかりません。
それくらい水は大切です。
夏でも冬でも、メダカを孵化・育成する場合は水に気をつけたいものですね。どんな水を使用したかによって、結果が違って来ると思います。