メダカ飼育より三度の飯が好きな里山です。(空腹には勝てんよw)
せっせと星河たちが卵を産んでくれるものだから、ついつい採卵してしまいました。飼育スペースがありませんし、親の選別も出来ていないので、春までは採卵するつもりは無かったんですが。
採卵した以上は孵化するまで一所懸命お世話したいと思います。
卵の色は何色か
採卵は2~3日前でしょうか。ホテイアオイの根に産み付けられていたものを採取しました。
星河は幹之系統のメダカですが、幹之よりも卵の色は薄めでした。やや黄色がかっている程度で、濃い黄色をしていた幹之の卵とは見た目の印象が違います。
里山が見てきた中では、緋や白のノーマルなメダカたちの卵とよく似ています。
色の濃さは関係ある?
メダカの胚(もしくは稚魚)は、体表の色素胞により体色濃度の違いが見られます。
黒っぽかったり、白っぽかったり。同じ黒でも濃淡があったりという具合です。
――では、卵そのものの濃さは、何かに関係しているのか?
ちょっと気になりました。黄色が濃い卵と薄い卵では、何がどう違うのでしょうか?
無精卵ですと白っぽく濁った感になるのですが、それとこれとは別のこと。調べてみたのですが目ぼしい情報は見つかりませんでした。
栄養状態によっても変化する部分でしょうが、発生する個体に何か影響を及ぼす部分なのか、気になるところですね。
メチレンブルーに浸す
今回も前回同様、メチレンブルーに浸してみました。
正直なところ、あまり好きな方法ではありません。シーズン中の繁殖では用いませんが、今回は前回の復習も兼ねて使用してみました。
有精卵は染まらない
無精卵が真っ青に染まってしまうのに対し、有精卵は染まらず、青い液の中でも薄っすらとした黄色を放っているのがわかります。
↑無精卵だった前回。卵は青く染まってしまいました。
↓青い粒になってしまった前回とは違い、色は黄。中に油滴が見えています。(=発生段階)
染まらない理由として考えられたのは2つです。
1つは受精とともに卵門が閉じること。もう1つは中身が生きているので、余分な物を透過させない機能が働くこと。
専門的な記述を見つけられず、あくまで里山が思うには……という理由です。(疑問視するところじゃないんで、調べる必要も無いですが)
メダカの卵には精子が1つ
未受精のメダカの卵には「卵門」という穴が開いています。精子が中に入れるよう、きちんと穴が開いているのです。
受精することで、この穴は塞がります。他の精子の侵入を阻むためです。これを他精拒否と言います。
中身が出来始める
さて、前置きが随分長くなってしまいましたが……。
里山が採卵した卵の今を撮影してみました。
昨日は卵の中に沢山の点が見えている状態でした。一晩が経ったら、小さなメダカの影(胚)が見えるようになっていました。
↓右側、メダカっぽい影が見えます。2つ並んだ黒い点が目になる部分です。
メダカの孵化は250℃日と言われています。
室内水槽は常時26℃に保たれていますから、約10日程で孵化することになりますね。
親が12月生まれで2月上旬には二世が誕生とは、ヒトの一生からは想像も出来ない速さです。
おわりに
採卵の本番は4月~5月を予定しています。折を見て星河たちを屋外に出し、自然環境下で産卵させるつもりでいます。
2月に生まれるであろうチビも、大きくなる頃には屋外です。
早い時期からの産卵が、今後どのように響いてくるのか気になるところですね。
コメント
小さな目が二つ見えますね~
生命の神秘を垣間見た気がしましたよ!
ジークさんへ
コメント有り難うございます。
でっかくなったメダカを眺め「可愛いな~」と目を癒すより、孵化・成長させる過程の方が面白くて大好きです。
最初は何も見えなかった卵の中にチビたちの姿が現れ、くりくりお目目を覗かせる頃になると、もう堪らんですね。(笑)