メダカ水槽の前から離れられない里山です。
今日も朝から良い天気となりました。里山の住む地域の13時頃の気温は12℃でした。寒いこの季節の中、メダカ観察に向く気温ですね。
早速ベランダに出てみることに。予想通り、メダカたちは水面近くまでやって来ていました。
ある1つの水槽を除いては……。
太陽光と水温の上昇
昼になっても泳ぐ姿を確認出来なかったのは、白幹之の入った水槽です。
朝日はとてもよく当たりますが、その後はサッパリ。正午前に日影となってしまう白幹之の水槽は、水温がほとんど上がりません。朝も昼もメダカたちは水草の影に隠れ、姿を見せることはありません。
動くこともほぼなく、ジッとしています。
日当たりにより行動パターンが違う
物影に隠れた白幹之たちは微動だにしません。死体と勘違いしてしまうことくらいに動きません。
一方、青幹之のじーじばーばの住む水槽付近は、朝も昼も日が当たる場所です。横に並ぶそれぞれの水槽でメダカたちの姿が確認出来ました。
身をもって体験出来ることですが、日向と日影では温かさが違います。気温が12℃あっても冬の日影は極寒!日向はポカポカで気持ちが良いです。
同じ気温であっても、場所によって温まり方が違うのです。自然とメダカの行動パターンにも差が出ます。
警戒心と行動
温かいと言っても冬は冬、です。気温と日照の変化からメダカたちは敏感に季節を感じ取って、体のリズムを冬仕様に変えています。
中でも警戒心は非常に強くなっています。
群れを作って素早く逃げるような時は、かなりメダカの警戒心が上がっています。不必要に刺激しないよう、その場を離れましょう。
動きに気をつけて
素早い動作や大きな動きをすると、メダカたちは驚き、一斉に逃げてしまいます。それでは観察出来ませんから、そっと近付くようにします。
姿を隠してしまっても、じっとしていればまた出て来ます。
メダカは馬鹿じゃありません。相手が攻撃的(=自分に危害を加える)かどうかを、きちんと感じ取っています。
安全な存在であることがわかると、何事も無かったかのように振舞い始めます。
生体の数や水槽内部の様子をチェックする際は、穏やかにそっと接するようにしましょう。
慣れているか否か
人に慣れていないメダカの場合は、冬に限らず夏でも姿を見るのは無理です。人影が有るというだけで身を潜めてしまい、距離を取らない限り出て来ないからです。
ブルブルちゃんが良い例ですね。
里山の姿が見えた途端、さささっと隠れてしまいます。そうでなければ日向ぼっこをしています。「そんな露骨に逃げないでくれ」と言いたいです。(涙)
エサの量と観察
寒い冬であっても10℃前後の水温があれば、メダカはエサを食べます。
ただし、やり過ぎは禁物です。口をパクパクさせてエサを強請って来ますが、2~3口で満足し、何処かへ行ってしまう場合が多いからです。
夏とは根本的に違います。いくらメダカが可愛くても、与えるご飯は少しだけです。
出来れば、食べ終わるまで見ているのが良いと思います。食べっぷりを見ながら、量を調整するのです。
おわりに
中のメダカと外のメダカ、今は中のメダカにかけている時間の方が圧倒的に長いです。共同生活者ですからね。
外のメダカたちはそうも行きません。昼の時間はとても貴重です。
近付かずにそっとしておく方が良いので、あまり水槽を覗かないようにしています。こうして触れ合えると、やはり嬉しいものですね。