行って来ましたメダカ館!こんなの見てきたよ報告

メダカ大好き里山です。

本日、愛知県名古屋市にある東山動植物園の「世界のメダカ館」に行って来ました。今回はメダカ館のリポートとなります。行ってみたいと考えている方の参考になれば。

東山動植物園とは

1973年(昭和12年)に開園した市営の動植物園です。昨今はイケメンゴリラで有名なようですね。日本国内で上野動物園に次ぐ入場者数の動物園とのことです。

世界のメダカ館とは

1993年(平成5年)に動植物園内に建設されたメダカ専門の展示場です。淡水魚の中の、しかもメダカの仲間のみという括りなので建物自体は小ぶり。ですが魚種は豊富で見応えは十分あります。

日本全国でメダカ専門の展示場は此処だけにしかありません。(淡水魚という括りなら近県である岐阜に淡水魚水族館があります。)

現在の飼育メダカの流行である幹之やヒカリ、ダルマ系統などの改良メダカは一切いません。

飼育用のカラーメダカにしか興味が無い人には、物足りなく感じるかも知れませんね。生物そのものが大好きで、メダカの生態や淡水の仲間が知りたいというのであれば楽しめる場所です。

少し残念なのは、メダカの展示数が少ないこと。

パンフレットの案内を見るとわかるのですが、多くがカダヤシ目の展示となっています。

カダヤシとメダカは似て非なる生き物です。

メダカ大好き里山です。 身近な生き物としても、観賞魚としても、古くから親しまれてきたメダカ。実際飼うには至ったけれど、...

昔はメダカ目の仲間として一括りにされていましたが、80年代以降の分子生物学的な解析により、別の種であることが判明しました。

メダカはダツ目に分類されることに。

メダカ目の看板を背負っていたメダカ自体が抜けてしまったので、カダヤシがその看板を背負うこととなりました。

昔は「メダカの仲間」とされていたものが、後になって「メダカの仲間じゃない」となったので、この展示状況は仕方ありません。

メダカとカダヤシの違い

卵生と卵胎生というのは、1つの大きな違いです。カダヤシはメダカより、同じカダヤシ目のグッピーに似ています。

メダカを見慣れている人なら、カダヤシはヒレの形で判別可能です。カダヤシのヒレは丸みを帯びており、メダカのそれとは違っています。体格もメダカと比べガッシリしていて、性差もはっきりしているものが多いようです。

良い写真撮れないかなと見ていたら、ニッコリと笑顔で近付いてきてくれました。

口の下に一本線が入っているため、笑ってるように見えるだけですけど。写真を撮らせてくれて有り難う。

ヒレが丸みを帯びています。メダカとはちょっと違いますね。ちなみにこの子はメスです。オスは体色が赤く、ヒレに特徴がありました。日本の河川に住むカダヤシはこんな派手な色ではなく、ニホンメダカに似た色をしています。パッと見は似ていますが、じっくり見れば違いがわかります。

こうして見ると可愛いカダヤシも、特定外来生物に指定されています。河川で発見したとしても、飼育したり移動させてはいけません。メダカが好きなら尚更です。

メダカビオトープの参考になる展示場

メダカそのものが展示されているのは、一番最初のフロアのみです。その後は同じ淡水に住むタナゴやムツなどの紹介を経て、世界のカダヤシ展示場となります。

昔ながらの田んぼ(棚田)が再現された展示場では、土で作った水槽がどんなものか知ることが出来、私には大変勉強になりました。

土で作った水槽と砂利で作った水槽

板一枚で区切られた、土と砂利の水槽。

ろ過装置が働いているので水は常に綺麗にされているのですが、土があるとぽわ~っとしたように見えます。砂利には無い温かみを感じますね。

仕切り1つで隔てられているだけの水槽。なのに、底が土か砂利かで水の透明度が違う気がしませんか?(色のせいかな……。)

使われている水草

展示水槽ではアナカリスの使用が非常に多かったです。マツモはニホンメダカの水槽と、他少数。圧倒的にアナカリス使用でした。

浮草が可愛いなと思って見ていたのですが、名前がわかりません。写真で葉の形はわかっているので、後々ゆっくり調べます。

途中からカダヤシを見るのに飽きて、水槽の観察ばかりしていました。他の人たちが魚を見る中、オブジェ的に植えられたシダの胞子嚢や水草などを観察。すっかり変人さんです。

淡水の仲間たち

他にもタナゴ、ヨシノボリ、ムツ、ボラなど、日本の河川に住む淡水魚が多数展示されていました。

エサにあげたのか?なぜか溺死しているゴッキーの姿が……。この後、寄って来たスネールに集られてました。

ナマズが妙に可愛くてパシャリ。日中は物陰でじっとしているとのことですが、じっとし過ぎていて置物みたい。

一巡して戻って来たら、向きが変わってました。(笑)

ヨツメウオはとにかく動きが気持ち悪かった。昔はコレとメダカが同じ仲間と認識されていたんですね、信じられません。

水温が確認出来る所では必ず確認しておきます。水槽作りの参考になります。

スネールの役割を考える

スネール(貝)がどの水槽にも大量にいました。一緒に飼育されてるようです。

水槽によって種を分け、わざと繁殖させているのかも知れません。(私には見分けがつかないので、ブログ上ではスネールとさせて頂きます。)

スカベンジャーとしてのスネール

スカベンジャー(腐肉食)とは、動物の遺体を主たる食物とする性質を持つ、肉食の一群です。簡単に言えば、死体を食べる生物のこと。自然のお掃除部隊です。

展示水槽内に魚の亡骸があったのですが、スネールの集り方が凄かったです。スネールが全部処理してくれそうな勢いです。

意図的に展示されているものでは無いのでしょうが、「貴重なものが見れて有り難いな。」という感じです。なかなかじっくり見る機会も無いので。

死体を漁るのは何もスネールだけではありません。ツマツマが可愛いエビたちや、今まで一緒に泳いでいた魚たちも、その死肉を漁ります。

しばらく見ていましたが、集まってきた魚たちは腹部の柔らかい部分を特についばんでいました。こういった水槽内の光景を見ておくのも勉強になります。

冬でも卵を抱えるメダカ

メダカ館では季節を問わず、常時日照(照明)時間を13時間で設定しているそうです。

よく見てみれば、卵を抱えたメスがちらほら。お腹に卵を抱えたメダカを見る機会が無い人には、この光景は有り難いですね。

運が良ければ繁殖行動が見られるかも知れません。

以上、簡単ですが報告を終わります。面白かったよ!

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