コシアブラの天ぷらを食した里山です。
メダカやミジンコと共に順調に増え続けているものがあります。ホテイアオイです。1株¥100で購入したホテイアオイが、今やどの水槽でも大活躍しています。
一方、まるでクズのようだった越冬組も、活き活きと葉を広げ始めました。
サイズこそ小さいものの、シャキッとした濃い緑の葉を広げ、順調に育っています。越冬し立てのクズっぷりからすると雲泥の差、今シーズン中持つまでに息を吹き返しました。
よくよく観察して見ると……???
しっかりと根を張る
水面を漂うウキクサ類に「根を張る」という表現は奇妙な感じがしますが、青葉を広げ始めたホテイアオイは、まさに(水中に)根を張っていました。
グズグズの朽ちかけた根ではありません。やや紫がかった美しい根です。
この新しく生えた根の成長と共に葉がしっかりとし始め、去年の夏に見せたような美味しそうなウキが出来ました。
植物にとって根はとても重要な場所です。再生し始めたホテイアオイが、改めてそのことを教えてくれました。
↑新しく根が伸びて来た株は何となく安心感があります。生命力の象徴?
何時までも新しい根が生えなかった、古いグズグズの根だけの株は、次第に葉が黒ずみダメになっていってしまいました。
順調に育つ親株
1株¥100で3株購入して来たホテイアオイたちも順調に育っています。
親株はとても立派に育ちました。今まで仕入れたホテイアオイの中で一番の成長振りです。ウキの部分が、一番大きなもので卓球の球くらいはあるのではないでしょうか。
高さも出て来て良い感じです。葉色も濃い緑をしており、申し分ありません。
↑もともと生育具合が良かったもの。ますます大きくなって来ました。
↓細く葉色の悪かった株も次第に緑が濃くなり、しっかりし始めました。
根を切るか否か
ホテイアオイの根はメダカの産卵床として使える一方で、泳げる範囲を狭くする邪魔者にも成り得ます。
メダカたちが泳ぎ難そうにしていたら、思い切って根を切るのも手です。
正直、里山の使用している飼育容器で今の根の長さは「メダカにとって邪魔かも?」と思っているのですが、何となく切る気になれません。
それ以上に株が綺麗で、もっと大きく出来ないかなと考えているからです。
深めの容器を購入しようか、真剣に考えています。
チビたちが出払った後のボウルでも良いかな。
根が卵だらけだから、またチビが増えてしまうだろうけど。
おわりに
一口にホテイアオイと言っても、何処で仕入れたかで随分と「その後」が違います。
例えばホームセンターで株を購入するとしても、それぞれに卸している問屋が異なるので、商品の質が違います。また時期によって品薄になるのか、クズのようなものしか店頭に無い場合もあります。
入手する場合、なるべく良株を選ぶのは基本中の基本です。
今回は当たりでした。まだまだ増えてくれることと思います。越冬組は増えてもミニマムサイズが1~2個取れるだけでしょうが、それはそれで良しです。