ベランダ菜園のためにミミズを捕獲して来た里山です。
里山宅のホテイアオイには害虫は付いていません。スネールを「害虫」という括りにするのなら、一部の水槽でコザラガイが同居していますが、それだけ。
去年も虫が付いた記憶は無く、ホテイアオイは虫が付かない(付き難い)植物と思っていました。
しかし、会社であるものを目撃してから、瞬時に認識が変わりました。虫、付くんですね~。
害虫は付く
ホテイアオイにも害虫は付くようです。アブラムシ君です。
彼らは幅広く色んな植物に付くので、「何だ、アブラムシか」というのが正直なところです。まぁ、よく居る虫なので、付いていても何らおかしくありません。
アブラムシによる被害
害虫と言われるくらいなので、植物に悪影響があります。
成長が阻害される
植物の汁を吸うため、アブラムシの付いた部分はやがて枯れてしまいます。
アブラムシの繁殖力はとてつもなく、付着した植物にコロニーを形成していることがほとんどです。少数であれば大した害は無くとも、大発生すれば甚大な被害を及ぼします。
爆発的な繁殖の秘密は?
春から夏にかけて、アブラムシは卵胎生単為生殖を行います。この時期のアブラムシは、メス単体で繁殖をします。しかも、子を宿したメスを産むのです。
既に子を宿した子を産むんだから、そりゃ爆発的に増えますよね。
ウィルス性の病気を媒介する
ウィルスを持ったアブラムシが移動することにより、周囲の植物に病気を撒き散らします。
排泄物が葉を汚す
甘露と言われるアブラムシの排泄物は糖分が高め。ベタベタとする上、時に「すす病」という病気に感染し、葉を黒くしてしまいます。
もしもアブラムシが繁殖したら
大量に繁殖する前に気付くかがポイントではないかと思われます。大発生してしまった後はどうにもならないので、ホテイアオイごと処分するのが一番です。
当たり前のことですが、メダカ水槽に浮かせているものには、絶対に殺虫剤を使用してはいけません。水槽内の生物に影響を及ぼす恐れがあります。
異変に気付いた瞬間
アブラムシについて熱く語りましたが、今回里山が発見した生物はアブラムシではありません。
↓先ずはこの写真をじっと見て下さい。気付く人は気付くと思います。
わかりますか?
里山はコレを見た時、「え?!」となりました。
そう、バッタさんです。
この土管がある周辺は樹木や草が生い茂り、草食昆虫が食べ物に事欠くような場所ではありません。にも関わらず、溺死の危険を冒してまでホテイアオイを齧りに来ているのです。
――ホテイアオイって、そんなに美味しいんだろうか?
以前、パートさんがホテイアオイを見て「美味しそう」と表現していましたが……。それでフラグ立ったんですかね?とても美味しそうにムシャムシャと葉を食べていました。
何だかおかしい虫事情
今年は去年と比べ、バッタとカメムシを見る頻度が異常に高いです。
特にカメムシ!
カメムシが多い年は寒いとか大雪とか言いますが、今年の冬は大寒波でも到来するんでしょうかね?それはともかく、生態系に何らかの出来事があった証拠ではないかなと思います。
天敵となる個体の数が減った、エサとなる植物や生物の数が増加した等々。気象の変化も多いに影響していると思います。
おわりに
ホテイアオイを齧るバッタを初めて見ました。その被害(?)は一目瞭然。アブラムシも厄介だけど、バッタもどうだろうね?!
このバッタちゃんのお陰で、少しだけホテイアオイに対する知識が増えました。