メダカとエビちゃんとミジンコを愛でる、駆け出しブリーダーの里山です。
増えたホテイアオイが邪魔になったので、会社のパートさんにあげることにしました。今までは捨てていたのですが、「欲しい」とのことだったので。
間引きした株を持って会社へ。休憩室の机に置いておいたところ、他のパートさんたちの目にも触れることに。
あるパートさんが言いました。
「綺麗なホテイアオイね~、何だか美味しそうに見えるわ。」
お褒めに預かって光栄ですが、美味しそうって。ホテイアオイを見て「美味しそう」という人を初めて見ました。(笑)
勝手に増えてくれる水草
ホテイアオイはメダカ初心者の強い味方です。過去に何度も記事にしていますが、丈夫でお手入れ要らず。産卵床にもなる上、勝手に増えていくので言う事無しです。
飼育者の熟練度、水槽内の様子によって最適解は変わるので、一概に「良い」とは言えません。ですが、何事にも不慣れな初心者にはもってこいの水草です。
開始は間引いた子株
他所から間引いた子株を2~3個浮かべておいただけなのですが、里山宅の全ての水槽に行き渡るくらいに増えました。
日照条件が良かったのだと思います。
どの株も伸びる葉は濃い緑、変にひょろひょろと伸びた感が無く、全体的に締まっていました。
発育条件が悪いと
ホテイアオイは日光が大好きです。日照条件が悪い所に置いておくと、葉は黄緑になり、上にひょろ~っと伸びて行きます。
それでも成長してくれるのならマシな方です。生育条件が悪い場合、次第に葉が黄緑から黄、黄から茶へと変わり枯れていきます。
「ポキッ」で増やす水草
ホテイアオイはランナーを伸ばして増えて行きます。とても判り易いので、「どれが子株なの?」と惑うこともありません。
↓子株には根が生えています。(ボヤけていますが、下の方に白い根が見えています。)他の葉との区別は大変し易いです。
子株がある程度の大きさになったら、ランナーから切り離します。ポキッと折れるとこで折りましょう。ランナーの端は邪魔になるので、後で綺麗にします。ここもポキッです。
手で折っても問題ありませんが、上手く折れそうに無かったり、植物を手折ることに抵抗があるならハサミで切っても良いです。
子株が更に子を産む
切り離した子株は成長し、何れもとの株と大差が無いくらいに育ちます。それくらいの大きさになる頃には、子株も何処かに出来ていることでしょう。
メンテナンスは必要か?
特に必要が無いと言えば無いのですが、古い葉(一番外側の茶色い葉)が気になるなら、手で毟っておきます。
気になるようでしたら、長く伸びた根も切って構いません。
ただし、そうすることで花が咲き難くなるかと思います。花を咲かせたいのであれば、根は切らず、そっとしておいて下さい。
美味しそうな水草
初めて聞いた表現なので少々驚いています。
何でもそのパートさん、茶色くなって溶けていくホテイアオイの姿しか知らなかったそうで。綺麗にメンテをされた里山産のホテイアオイを見て感心されたみたいです。
「美味しそうね。」
そう言われたパートさんは、ホテイアオイを1株持って帰られました。花が綺麗だと教えたので、花を咲かせてみるつもりなのでしょう。