おっさんとランチして来た里山です。(ご馳走様でした。)
全然抱卵しない星河、不安定な極ブラックを他所に、次々とメダカが卵を産んでいます。中でも白緋の定番メダカたちは来る日も来る日も卵を産んでいます。
星河たちと何がそんなに違うのだろうと疑問に思うくらい、ぽこぽこ産んでいます。
せっかくなので採卵しました。星河の採卵が終わってからと思っていたのですが、ちょっと迷路から抜け出せそうにも無いので……。
飼育水で卵を管理
白緋メダカの採卵はいたって簡単。大量に卵が付いた水草を回収し、プラケースに入れておくだけです。
水はメダカたちが肥した緑水を、カルキ抜きした水で薄めたものを使用しました。
緑水を薄める理由
あまり濃い緑水を使うと、数日で緑色の成分(植物プランクトンなど)が沈殿し、底がドロっとなってしまいます。
メダカが泳いで水を攪拌してくれている時と違い、卵や稚魚だけの場合は水が悪くなり易いようです。(何度かミジンコで失敗しました。)
↑青幹之たちが作った緑水。小さな沼みたいになってます。
ミジンコ飼育にも役立つ緑水ですが、ちょっと卵単体やミジンコには濃過ぎかな。薄めて緑茶くらいの色まで伸ばしました。
↑幹之×紅白MIXの水槽。こっちは何も手を加えていなかったため、(メダカにとって良いか悪いかは別で)水はもっと汚れていました。
その汚れが良かったのか、今やすっかりミジンコアイランドです。
また、ミジンコが増えることで水の状態も変わって来ました。綺麗になっているのです。
屋外ではなく室内へ
その後、プラケースは室内に移動させました。
どうして移動させたかというと……
・水温が上がり過ぎる
・水温が下がり過ぎる
ベランダにケースを置いておくと、この相反する2つが発生するからです。
昼は煮え、夜は冷え
直射日光に晒されたプラケース内の水は、気が付くと30℃以上のぬるま湯になっていることがあります。夏場だと湯になる場合も珍しくありません。
夜になると一転、どんどんと冷えて行きます。夏場はともかく、今の季節ですと10℃台前半まで下がることもよくあります。
この温度差、卵にとってはかなり過酷な環境です。
対して室内は極端な温度の高低が無く、おおよそ一定しています。室内に移したのはその為です。
何色が生まれるのか
ちょっと観察してみたところ、卵を産んでいるのは白メダカのようでした。
片親が白(bbrrで全て劣性)ということは、相手が何色であったかで次世代の体色が決定します。
相手が緋メダカであれば緋の特徴を持った個体、もしくは中間のクリームっぽい微妙なメダカが生まれると予測します。
クリーム個体が相手だった場合、緋か白に分かれるのでしょうか。クリーム自体が謎の存在なので、次世代もまた謎です。
おわりに
MIXメダカの良い点は、「何色が生まれて来るか予測不可能なところ」ではないでしょうか。理論上は予測が付いても、実際はよくわからない色が出て来たりするのです。
幹之と紅白のMIXもそうです。
白緋メダカの予測不可能な展開にドキドキします。
追記
この記事を上げてすぐ、幹之×紅白MIXの第一子(笑)が誕生しました。めっちゃ嬉しかったです。
今現在は白っぽく、紅白の初期に似ています。
青や黒になる個体は、小さい内から色素胞の点がくっきりと見えて黒っぽく見えます。卵の中にいた時から薄い色の子たちだなと思ってはいましたが、紅白寄りなのかな。
育ったら何色になって行くんだろう?楽しみ~♪
余談ですが、メダカの子一匹に対し、ケース内にミジンコが100匹以上いたことに驚いた!(笑)チビもビックリだよね。