冬に向け、ちゃくちゃくと水槽掃除を進める里山です。
今朝のこと、バナナプラントの花を撮影していた時でした。極ブラックたちの入っている青いプラ容器に見え隠れするように、淡い紫色が見えました。
――また何か飛んで来た?
昨晩は風が強く、一晩中ピューピュー。何処かから飛んで来たゴミが、水槽の淵に引っ掛かっているのかと思いました。
ちょっと嫌な気分でカメラから視線を上げると……?
夏に咲く花
紫色の正体はホテイアオイでした。
ホテイアオイの開花は7月~10月頃までです。ですから咲いていても不思議は無いのですが、花芽に気付いていなかったので開花にびっくりしました。
しかも里山宅では5月あたりに咲いてからは、しばらく花を見ていませんでした。
ゴミを想像し嫌な気分になっていたさっきまでとは一転、何だか嬉しくなって写真を撮影しました。
花の咲くポイントは?
ホテイアオイの花に関し、「咲かせよう」と意識的に取り組んだことはありません。メダカを泳がせておいたら勝手に咲いたというのが常です。
しかし、これが不思議。全部が全部咲きません。
どうやらメダカたちの「水の育て方」が違うようです。
水を育てるとは
メダカ水槽の水は水道水が始まりです。そこからメダカたちがせっせと活動し、バクテリアを増やし、糞とエサの食べ残しとで水の質を変えて行くのです。
出来上がった飼育水は一様ではなく、個々にバランスが違う様子。飼育水をミジンコ飼育に利用しますが、繁殖の仕方が微妙に違います。
グリーン化の速さが各水槽ごとによって異なることからもわかります。
花咲か名人
里山宅で一番の花咲か名人は、間違いなく青幹之です。さすが菜園長!
不思議と青幹之の泳ぐ水槽ではホテイアオイが花を咲かせ、水草が活き活きと育ちます。
体の大きいパワーファイター(笑)である紅白の水槽は、グリーン化は速いですが水草の育成はイマイチです。一番水草栽培が得意そうに見えて、そうではないのです。
どうなる?バナナプラントの花
現在バナナプラントが入っているのは、金剛もどき、三色ラメ、極ブラックの3つの水槽です。
金剛もどきの水槽に入っているものは、元の状態が悪かったので除外します。三色ラメ、極ブラックの2者の内、バナナ栽培が上手なのは……?
今のところ、両者互角ですかね。
バナナプラント自体が育ち易い植物なのか、どちらの水槽でも花がよく咲いています。バナナの実も出来かけています。
実の収穫量が気になるところですね。
おわりに
思いがけず綺麗な花を見ることが出来ました。
ホテイアオイの花は夕刻には萎れます。萎れた花は、やがて頭を垂れて水に浸かります。そこで成熟し、次世代の種を蒔くそうです。
種子は大変付き難いとのことですから、今の株から種を取るのはかなり難しいようです。(→参考:ホテイアオイの種の採取とその発芽条件)
今年も越冬チャレンジしようかしらん。