メダカ世界への案内人、里山です。
昨日1月31日は満月の大潮でした。ひょんなことから水槽内にエビが増えてしまったので、丁度良い機会だなと観察をしてみました。
やはり大潮の前はエビたちがよく動くような気がしますね。脱皮した残骸も、あちこちに落ちていました。
さて、エビはともかく月!昨日はスーパーブルーブラッドムーンという(平均して)265年に1度の満月だったそうで。
これってエビに影響あると思いますか?
3つが重なる月
先ずはスーパーブルーブラッドムーンに関して。
スーパーブルーブラッドムーンというややこしい名は、1度に3つの出来事が重なっているためです。
何が重なっているのか、別々に見ていきます。
スーパームーン
月が地球に最接近し、大きく見える現象です。(14%大きく、30%明るい)
天文学的には月が地球に対する近地点にあると同時に、太陽と地球に対し月が衝(正反対の位置)となった時の月のこと。
スーパームーンという呼び方は星占術的なものであり、天文学的には別の呼称があります。
ブルームーン
名のまま「青く見える月のこと」であったり、ある種の満月、或いは1月(ひとつき、1ヶ月間)に2回満月が巡る事象を指すなど、いくつかの意味があるようです。
今回は1月に2回満月があったという意味でのブルームーンです。2018年の1月は満月が2回巡りましたからね。
図:こよみのページ・月齢カレンダーより
2回目の満月をブルームーンと呼ぶわけではなく、1月に1回満月が巡ることを指すので、前回の満月もブルームーンになります。
天文学、気象学にはブルームーンという用語は無く、定義もはっきりとしていません。
ブラッドムーン
皆既月食により赤く染まった月そのものであったり、皆既月食によって赤黒い色の月が見られる現象を言います。
赤色が血(blood)を連想させることから、その名があるようです。
1月31日の満月
上記の3つが全て重なった状態の月でした。日本では約36年振り、北米では約150年振りのイベントだったそうです。
地球の東か西かによって月の見え方(接近の仕方)や暦が異なるので、地域ごとで見られるタイミングが異なるようです。
エビへの影響はあるか
海に住んでいるエビ様たちはわかりませんが、里山宅のエビたちには然程影響があったようには感じませんでした。
31日の2日前、月が満ち始め中潮になった日あたりから活動が活発に。水槽のあちこちでエビを見かけました。
次いで気が付いたのは脱皮殻。それに赤く色付いたメスらしき個体くらいでしょうか。
関係は無い?
天体ショーとしては意味があるのでしょうが、今回の月、室内のエビたちにはほぼ無関係だと思います。
月の最接近(スーパームーン)、或いは皆既月食(ブラッドムーン)は関係してそうですが、ブルームーン(※1月に2回満月が巡る事象としてのブルームーン)は全く関係無いかと。
世の中には暦(時間=年月日の数え方)が複数存在していること、何の暦を指標とするかで見方が変化するからです。
今回の1月に2回満月が巡る事象も、グレゴリオ暦だからそうなってるだけです。
おわりに
――スーパームーンや皆既月食がどう野生の生物に影響するか?
考えたことが無かったんですが、ちょっと興味が湧きました。今回はあくまで「里山のエビたちには影響無さそうだ」というお話。実際の月明かりすら見えない飼育環境ですからね。
自然界では変わった反応があるかも知れません。
皆さんのエビちゃんたちはどうでしたか?
コメント
里山さんこんばんは(・∀・)!
我が家のエビちゃんは、5日か4日前に稚エビちゃんが産まれてました☆確かに昨日は泳ぎ回ってました!!
ちょうど今朝、ついにエビちゃんが死んじゃったと思ったら見事な抜け殻でして、記念に写メをとろうとしたら失敗しました。゚(゚´▽`゚)゚。
我が家のタマちゃんボトルはすぐに緑の藻が発生するのですが、その藻をエビちゃんのおうちに入れるとツマツマと日にちをかけて食べることを発見しました!普段はザリガニの餌をたまーにあげて、ヒメタニシと奪い合ってますヽ(*´∀`)ノ
里山さんはエビちゃんに何か餌をあげてますか??
ゆかさんへ
コメント有り難うございます。
エビちゃんもタマ子も元気そうで何よりですね。
我が家のエビちゃんたちのエサは、基本的にメダカの食べ残したエサと、勝手に繁殖している藻です。エビ専用のエサを購入したりはしていません。そんなにガツガツと食べる種族では無いようですし、あまり心配もしてません。
知人はきちんとエビ専用のエサを与えていますが、育ち方に大差は無さそうです。(配合物で色が変わってくることはあるでしょうが)
それにしてもエビが元で暦や月齢を勉強することになるとは思いませんでした。メダカもエビちゃんも、里山に勉強をさせるのがお上手。(笑)