エビの観察に忙しい里山です。
じきに17日の新月がやって来ます。その日は大潮、果たして子エビは生まれるでしょうか?
大きくなったメタボ星河に子エビを食べられないように、抱卵したメスを引越しさせることにしました。
刺激して脱皮されても困るので、迅速且つ丁寧にガラス容器に移し入れる作戦を決行。
別容器の水は元の水槽の水を使うことに。ただ容器に汲んでエビを投入するだけなので、水合わせは省略することが出来ました。
気になるのは容器の狭さくらいでしょうか。
果たして、どうなることやら。
メスの卵と保護色
移動の際、一番目を引いたのがメスの保護色でした。オスと比べると、とても同じエビには見えない程に赤いのです。
これだけ濃い色をしていると、腹に抱えた卵はほぼ見えません。
一方、同じ水槽内で飼育していたオスは、半透明の透き通った体をしていました。
雌雄差を確認する
せっかくですからオスの体をじっくりと観察してみました。
小さな体
オスはメスより一回り程小さいです。里山の飼育しているエビも、オスの方が小さな体をしていました。
シャープな体型
メスの体は丸みを帯びた感があるのですが、オスの体はシュッとしています。お腹(腹節)の下部分のヒラヒラに丸みがありません。
メスはこの部分が丸いです。「卵を隠し易そうな形だな」と思いました。
保護色が薄い
室内の水槽でも屋外の水槽でも、体色の濃くなったオスを見た覚えがありません。環境により変化はするのですが、メスのような濃い色合いにならないのです。
今回の場合、半透明ですね。やや緑っぽいです。
移動の後に
オスがまだまだ元気なことから、別のメスを入れてみることにしました。
きちんと雌雄が識別出来ているかという自身へのテストも兼ね、屋外水槽のエビを捕獲しにベランダへGO!
外から中へ入れる時の注意
冬のエビは夏のように素早く逃げ回りません。逃げ回ったとしても持続せず、途中から大人しくなります。横倒しにコテンと倒れてしまうこともあります。
水温が低くて動き回れないのです。
動けない程に体が冷え切ったエビをヒーターで25℃前後にしている水槽に投入したら、そのまま動かなくなってしまいます。仮死→茹エビルート確定です。
移動の際は温度合わせをじっくりと行い、それから水質を合わせて行くようにします。
果たしてメスか?
自分ではメスを選んで来たつもりですが、ちょっと自身がありません。まだまだエビ初心者なので、見誤っていることもあります。
メスと思ったポイント
・体が大きい
・体色が濃い目
・腹節下のヒラヒラが丸っぽい
・卵巣と思われるものがある
当たっていれば、その内抱卵したメスを発見することでしょう。
おわりに
容器を移したことで驚いているので、あまりジロジロと観察していませんが、卵は孵化しそうな感じではありませんでした。
17日~19日の大潮(新月)の時か、或いは、全然違うタイミングで生まれるのでしょうか?
また、新しく投入したメス(と思われるエビ)とオスは、31日の大潮(満月)のタイミングで騒ぎ出すのでしょうか?
見所が一杯です。