生物と過ごす時間が幸福過ぎて、自分の生き方を見つめ直している里山です。
アルビノコスモが全滅しました。(記事は後発で、かなり早い段階で全滅しています。)
原因は全て里山にあります。
全滅させてしまったことは悔やまれます。ですが、こういったことも経験です。今回のことは良い勉強になりました。
成長の見られなかった個体
稚魚の姿を確認し、プラケースで個別飼育を始めたのは全部で5匹です。
どの個体も成長した姿を見ることなく、何処かへと消えて行きました。針子のまま大きくなることが無かったので、飼育水に溶けてしまったのではないか?と思います。
後で生まれた子より発育が遅かった
アルビノが生まれて1週間程が経過したあたりで、白×緋のチビたちが生まれました。
エビちゃん水槽のボウフラ駆除隊として孵化させた白緋ですが、時間の経過と共に体格がしっかりとしていき、あっと言う間に先輩であるアルビノを追い越してしまいました。たった数日の出来事です。
その間のアルビノと言えば、1匹が消え、2匹目が消え……と、成長するまでもなく、水槽から姿を消していました。
先天的疾患があるもの
アルビノはメラニンが欠乏する、先天的(生まれつき)の疾患です。
何の病気も持たず、健康な状態で生まれて来た稚魚と、ここまで大きな差がつくとは思っていませんでした。
飼育に慣れた上級者でないと、飼育は上手くいかないでしょう。決して初心者には勧められない品種だなと、改めて思いました。
死因を考える
里山が思う主な死因は「餓死」です。
他のチビたちと違い、アルビノたちは里山が撒いたエサに食い付くことがありませんでした。一時、それらしい素振りを見せたこともありますが、その時だけだったようです。
アルビノ特有の視力の弱さが仇になっているのだと思います。
栄養が不足すると
先ず生命活動が維持出来ません。ヒトも同じですよね、絶食し続ければ、やがて死にます。
絶食とは行かずとも、成長するに充分な栄養を与えられなければ、正常な発育は阻害されるでしょう。
グリーンウォーターで繋ぐも
視力が弱く、エサやりに注意が必要であるとの情報は、調べて持っていました。
――自分に何が出来るか?
考えたのが、グリーンウォーターによる飼育です。カルキ抜きしただけの水よりも、こちらの方が環境としては断然上です。
微弱ながらも、その効果はありました。
栄養袋に蓄えられているエネルギーが尽きる1~2日を過ぎても、アルビノたちは元気でした。2週間以上は生きていました。
が、それだけでは足りなかったのです。今後の課題ですね。
身の丈にあった品種を選ぶ
美しい改良メダカに魅せられて、飼育に着手する場合もあるかと。
しかし、初心者は「慣れる」ことが肝腎です。
過去の記事でも似たようなことを書いていますが、「慣れること」は非常に大切なのです。いきなり高価な、飼育の難しいメダカに手を出さず、飼い易いメダカで慣れていくことが、後々の財産になるのではないかと思います。
おわりに
来季、またアルビノコスモが誕生する可能性は多いにあります。その親が今も健在だからです。
今回の経験は無駄にはなりません。
飼育者にとって、愛すべき個体を自分の不手際で死なせてしまうことは、非常に悔やまれることです。
次回は成功させます。