ブログを書きながら寝てしまう日々を過ごしている里山です。
職場(農場)では、秋野菜のシーズンが到来!毎日大忙しです。葉牡丹の定植が始まる時期でもあります。もう今頃からお正月用の植物の栽培が始まるんですよ~。ますます季節感がズレていきます。
さておき、6月下旬頃、里山はささっと今季の反省会を済ませてしまいました。
この頃を過ぎると、メダカたちの活動に「鈍さ」が感じられるようになるからです。
現に、メダカたちの産卵数は日に日に減少しつつあります。朝晩の気温も「涼しいかな?」と感じられる程になってきました。日照時間も短くなっています。
今年の産卵シーズン、やり残しはありませんか?
日照時間のピークは終わった
里山の住む地域の日の出日の入を見ましたところ……
7月31日 日の出 5:00:40 日の入 18:56:53
月初めである7月1日を振り返ってみたところ……
7月31日 日の出 4:41:33 日の入り 19:10:55
どうでしょうか?日照時間が短くなっているのがおわかり頂けるかと思います。(参考:日の出と日の入の時間)
メダカたちは未だ産卵をしていますが、5月末~7月上旬の勢いはありません。彼らはヒトなんかよりも余程敏感なので、季候の変化をひしひしと感じていることでしょう。
目的の種の採卵は出来たか
8月から産卵数は下降線を辿ります。次世代を残したい種があるのなら、早めに採卵を済ませてしまいます。
地域ごとにバラつきがあるでしょうが、ヒトの身で秋を感じる頃にはメダカのシーズンは終了しています。未だ欲しい卵があるなら急ぎましょう。
成長の度合いはどうか
日照時間の減少はメダカの成長にも影響を及ぼします。
メダカは長日動物です。太陽との仲は切っても切れません。
晩夏の孵化は冬季保護も視野に入れて
メダカは稚魚から成魚になるのに2~3ヶ月の時間を要します。
ただし、これは成長するのに充分な環境(=夏、夏に近い飼育環境)にあった場合の話で、そうでなければ成長は止まってしまいます。
日照時間も減少し始め、朝晩の寒暖が感じられるようになる晩夏は、メダカの成長には不適な環境と言えます。
このタイミングで孵化をさせると、メダカがほとんど育たないまま冬を迎えることとなるでしょう。
ヒトでもそうですが、大人とチビの場合、チビの方が弱々しく抵抗力がありません。晩夏に孵化させた場合、真冬は自宅内で保護することも視野に入れておきます。
冬は寒さだけが敵じゃない
チビのままでも越冬は可能です。ただし、「抵抗力が充分である」ということが大前提です。
何に抵抗するのかと言えば……
・寒さへの抵抗
・病気、細菌への抵抗
主にこの2点です。
寒さへの抵抗
冬の屋外水槽は、時に0度を記録します。水面に氷が張る温度です。
こんな中でもメダカたちは生きているのですが、生き残るのは個体の強さの証明みたいなものです。抵抗力が弱い個体は途中で力尽き死んでしまいます。
病気、細菌への抵抗
寒さで死ぬまでは行かなくとも、抵抗力の低下から病気を貰い易くなります。冬になりメダカの活性が下がると、何気ない細菌で病気を発症する場合があるのです。
夏の間にどれだけ抵抗力をつけさせたかが鍵となります。
おわりに
頭で考えるよりも早くメダカたちのシーズンは終わります。8月も中旬に差し掛かれば、冬はあっと言う間にやって来ます。
夏にやり残したことはありませんか?
あるのなら早めにやってしまいましょう。無いのなら、冬に向けての対策を練り始めましょう。